網膜色素変性症、まだ諦めたくない方へ

網膜色素変性症、まだ諦めたくない方へ

網膜色素変性症のよくある質問

網膜色素変性症の鍼治療に取り組む鍼灸師 相良 明範

更新 2026.09.15

  • この記事の執筆者

    森上鍼灸整骨院 鍼灸師 相良 明範

    私が書きました

    森上鍼灸整骨院 鍼灸師 相良 明範

    お医者様の治療で効果がなかった家族の体調不良をきっかけに、鍼灸師になることを志す。現在は、総合診療科の治療をメインに取り組む。感情が表にあらわれにくいが、優しさは人一倍。心と体の不調に悩まれている患者さんに寄り添い、支えになれるような治療を心がけている。

  • 網膜色素変性症に関する質問

    進行や遺伝は、実際どうなの?

    網膜色素変性症はどんな病気ですか?

    網膜にジストロフィー(栄養障害や代謝障害)が起こる遺伝的な病気です。失明する恐ろしい病気と言われますが、緑内障と比べると失明率は低いです。進行性で治療法がないと言われていますが、鍼治療が効果的なことが多いです。いろいろなタイプがあり進行速度や視野のかけ方には個人差があります。

    網膜色素変性症は子供に遺伝しますか?

    網膜色素変性症は遺伝性の疾患なので、遺伝することがあります。家族に網膜色素変性症の患者さんがいなければ、お子さまに遺伝する心配はありません。いとこどうしの結婚では、両方に網膜色素変性症の潜性遺伝子があれば、1/4の確立で遺伝することがあります。

    どんなところで網膜色素変性症と診断されますか?

    全体的に診察するのですが、視野がかけている・網膜の色合いの状態・ERG検査(網膜の機能を見る検査)・OCT検査(目の奥の断層写真をとる検査)を基準にして、お医者さんは網膜色素変性症の診断をされます。

    遺伝子の検査を受けたほうが良いと思いますか?

    民間の機関だと、網膜色素変性症に焦点を絞った遺伝子検査はできません。眼を専門としたしっかりした医療機関でだけ、網膜色素変性症の遺伝子検査が受けられます。遺伝子に異常がみつかっても、日本では遺伝子治療ができないのですが、ご自分の状態を知るために遺伝子検査を受けることは良いことだと思います。

    食べたほうがいいものはありますか?

    お薬でもビタミンAが出されるのですが、ビタミンAを多く含んだ食べ物を食べると、ビタミンAが不足している方には効果的です。ニンジン、ほうれん草、モロヘイヤ、西洋かぼちゃに多く含まれています。

    鍼治療をすれば、視力が改善しますか?

    西洋医学では治療法がないと言われる網膜色素変性症ですが、鍼灸治療をすることで、明るく見えるようになったという患者さんや、MD値が改善したり、視野が広くなったりする患者さんが多くいます。網膜色素変性症に合併する、黄斑浮腫や白内障も改善される方もいます。

    どのくらいの頻度で治療をしますか?

    14回治療をした後に検査をします。自覚症状が良くなれば、その後は1週間に2回程度の治療で経過を見ることが多いです。自律神経が乱れて手足の温度が低下しているケースでは、自律神経を安定させるために毎日治療をするケースもあります。

    鍼の効果が出始めてくるのは何か月後からですか?

    患者さんの症状や重症度により違います。鍼治療を希望される患者さんは、重症になってからご来院される方が多いのですが、明るく見えやすくなったり、視野が広くなったりする自覚症状は1ヶ月程度で現れることが多いです。ただ、遺伝的な要素を持った進行性の疾患なので、長期にわたって経過を観察することが必要です。

    網膜色素変性症の鍼灸治療は保険適応ができますか?

    網膜色素変性症の鍼治療は、検査料も含めて保険適応外となります。検査結果に合わせて必要な鍼灸治療のお見積もりを作成しています。予算に合わせての治療も可能なので、担当鍼灸師にご相談ください。