人間は、全身の骨の数は基本的にみんな同じです。
ですが、稀に他人より多く骨を有する方がいます。外脛骨もその一つで、過剰な骨である外脛骨が痛みを生ずる状態を有痛性外脛骨といいます。
外脛骨は足の裏内側、土踏まずの上に位置する骨です。
外脛骨自体は痛みを生ずるわけではありませんが、過度に動かすことで外脛骨に痛みが生じたり、サイズの合わない靴を履くことで痛みが生じたりします。
原因
外脛骨自体が痛みを生じるわけではありません。
外脛骨を有する方が、過度な運動を行うと、外脛骨が過剰に刺激を受け痛みが誘発します。
症状
発症すると、外脛骨の部分(土踏まずの上)が痛みます。
有痛性外脛骨は、骨化が促進される思春期発生することが多いといわれていますが、成人されるまで症状がでない方もいます。
外脛骨は女性に多いので、特に思春期頃の女児にみられることが多いです。
治療
有痛性外脛骨は、過度の運動が原因で痛みを生ずるため、治療は痛みの軽減が目的になります。
有痛性外脛骨は過度に外脛骨に負担がかかるため起こるので、足部を安静に保つことが大切です。 足首サポーターで足首が動きすぎないように保護します。
炎症が強い場合は、痛み止めによる治療と、筋力増強・炎症の沈静化を目的としたリハビリを行います。
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