腰痛でやってはいけないこと
腹筋運動をすると腰痛悪化するので注意をしましょう。腹筋だけでなく、無酸素運動が入るジムでのトレーニングでも、原因不明の腰痛が悪化することが多いです。痛み止めを使って動くと腰痛が慢性化したり天候の変化でぎっくり腰を繰り返すようになるので注意をしましょう。
シュモール結節って?
シュモール結節は、椎間板ヘルニアの一種です。
原因
原因は・・・そこだけ動くため!
背骨全体がスムーズに動くと、一部分の椎間板に負担がかかることはありませんが、背骨に動く部分と、動かない部分ができると、動く部分だけに負担がかかって、椎間板を痛めます!椎間板を、ちょこっと痛めるとギックリ腰に。後ろにとび出るとヘルニアに。上にとび出るとシュモール結節になります。
髄核が上下の椎体に脱出した状態です
シュモール結節は椎間板の中心にある髄核が上下の椎体に脱出した状態で、椎間板ヘルニアの一種です。通常は椎体の部分には軟骨板があり、椎間板の髄核が椎体の中に脱出するのを防いでいますが、先天的に軟骨板がないと、腰に負担がかかった時に、椎体に髄核が脱出してしまいます。
症状
通常のぎっくり腰と同様の症状になります
患者様は腰が弱いという表現をすることがあります。背骨の椎体の中は、比較的神経が少ない場所なので、椎体内に突出した椎間板の髄核自体が痛みを出すことはあまりありません。椎間板が薄くなったことによって、腰の関節のかみ合わせが変わり腰痛がでます。比較的椎間板に負担がかかる自動車の運転や、デスクワークで腰の痛みが悪化します。
ぎっくり腰を繰り返すごとに座るのが不得意になりますシュモール結節自体はさほど痛くありませんが・・・。椎間板がとび出た分、上下の背骨のかみ合わせが変化するので、座っていると腰痛がでやすくなります。
モアレトポグラフィー
体の重心バランスを調べます。
体の重心バランスが崩れると、腰に負担がかかり、痛みが強くなります。。重心のバランスを整える治療をすることで、自然な体の動きが戻ると腰の健康を取り戻すことができます。
シュモール結節の原因までさかのぼって治療するために必要な検査です。
サーモグラフィー
体温の異常を探します。
筋力の低下や関節炎があると体温の異常として現れるので、全身の体温分布を調べることで、シュモール結節の原因を探します。体温の異常部分を治療することで、筋力の低下や関節炎の原因を治すことができます。また、尿酸やカルシウムの代謝も良くなり、 シュモール結節の原因を治すことができます。
衰えだした体の異常を早期に発見して、健康的な腰を取り戻すために必要な検査です。
エコー
筋繊維の萎縮を調べます。
左右の筋繊維の萎縮を調べることで、脚の衰えが事前にわかります。足の筋肉は第二の心臓と呼ばれ体の循環や代謝にもかかわるので、筋線維の萎縮を事前に治療することで、重心バランスを整え、筋力の低下や関節炎の原因を治すことができます。
体の土台を治療して、健康的な腰を取り戻すために必要な検査です。
オージオグラム
聴力を調べます。
シュモール結節の治療には聴力の測定が不可欠です。オージオグラムは当院にて測定します。オージオグラムの測定にあたり、私たちは、耳鼻咽喉科の先生とは違った角度から聴力の測定をします。
聞こえるかよりも、聞き分けられるかを検査します。
病院での治療
痛み止めや、炎症を抑えるステロイドが使われます。痛みや炎症が抑えられた後は、抗リウマチ剤を使って、その後の悪化を防ぎます。
対症療法
安静
腰痛が強い時には安静にします。腰痛が悪化する姿勢をとらないようにします。
体操療法
腹筋の運動や背筋の運動をして、姿勢を改善します。
腰痛ベルト
腰のぐらつきや、筋力の低下を補強するように、腰痛ベルトを使います。腰痛ベルトはお腹の部分の上下幅が広いタイプの腰痛ベルトを使います。素材は比較的柔らかい物を使います。
薬物療法
痛み止めや湿布が使われます。長期にわたる腰痛では安定剤が使われることがあります。
原因を治療する
腰を治療する
身体のインナーマッスルを直接刺激して柔らかくします。固まった関節が柔らかくなるので腰の機能が戻ります。
腰の機能不全が長く続くと、その状態が正常だと脳が記憶するため、腰痛が治らなくなることが有ります。そう言った障害を総合的に治療できるのも鍼治療の特徴です。
体の機能を整える
身体のインナーマッスルを直接刺激して柔らかくします。固まった関節が柔らかくなるので腰の機能が戻ります。
腰の機能不全が長く続くと、その状態が正常だと脳が記憶するため、腰痛が治らなくなることが有ります。そう言った障害を総合的に治療できるのも鍼治療の特徴です。
治療前
治療後
鍼治療をすると、姿勢筋の緊張が取れて自然に重心がそろいます。体全体に均等に負担がかかるので、シュモール結節を防ぎます。
治療前
治療後
青い部分がストレスで血流が悪い場所です。深部のコアな筋肉のけいれんがとれると、腰の血流が再開されます。関節が正常に動きだして腰痛が良くなります。
※手術後の腰痛が長く続くと、脳が痛みに対して過敏になって、 痛み止めの効かない腰痛になります。早い機会に鍼治療をすることがおすすめです。
シュモール結節を治すコツ
痛いことはしない!
痛みは、体の警告藩のです。痛いことをすると脳も痛みに対して敏感になってさらに腰痛が悪化します。手術をした先生から、手術後はなんでもできると言われても、痛みがある場合は動作を中止して先生に相談しましょう。
手術後は、元の体ではない!
腰に異常のない人が、同じ腰の手術を受ければ必ず具合が悪くなります。手術は腰に異常を抱えた患者様が、手術をした場合と、しない場合とでどちらがメリットがあるかで決まります。元通りの体に戻るわけではないので、必ず、腰をかばい、しっかりしたリハビリをしましょう。