腰痛でやってはいけないこと
腹筋運動をすると腰痛悪化するので注意をしましょう。腹筋だけでなく、無酸素運動が入るジムでのトレーニングでも、原因不明の腰痛が悪化することが多いです。痛み止めを使って動くと腰痛が慢性化したり天候の変化でぎっくり腰を繰り返すようになるので注意をしましょう。
野球の腰痛:原因と症状
投球動作が原因の腰痛
- 左投げ腰痛 モアレ画像
- 左投げ腰痛 サーモ画像
投球動作を続けると、肩の位置がさがって体が曲がってしまいます。曲がった体を支えながら野球をすることで、通常の何倍も腰に負担がかかるため、コアな筋肉がけいれんを起こし、血流が悪化して腰痛が始まります。
※肩の位置が下がったまで腰をかばって直球勝負をすると肩と肘を痛めます。
バッティング動作が原因の腰痛
- 治療前
- 治療後
投球動作を続けると、肩の位置がさがって体が曲がってしまいます。曲がった体を支えながら野球をすることで、通常の何倍も腰に負担がかかるため、コアな筋肉がけいれんを起こし、血流が悪化して腰痛が始まります。
※肩の位置が下がったまで腰をかばって直球勝負をすると肩と肘を痛めます。
野球の腰痛の症状
腰痛が主な症状です。お尻が痛むこともありますが、足まで痛むことや、しびれることはありません。朝の動き始めや、動き過ぎた翌日に腰痛が悪化します。腰痛が悪化しても動けないほどの腰痛ではありません。
野球の練習中は、身体が温まると腰痛が軽くなります。入浴中は腰痛が軽減されますが、入浴後に腰痛が悪化することもあります。咳や、クシャミでは腰痛が悪化しません。運動や、趣味に集中しているときは腰痛が軽いのが特徴です。
野球の腰痛とは?
同じ動作の連続で、腰椎の一部が伸びてしまうのが腰痛の原因です。股関節が固いほど腰にかかる負担が大きくなり、最終的に腰椎分離症に進行します。 折れるまでわかりません!
野球の腰痛は小学校の高学年から始まり、中学2年生でピークとなります。野球をやめて安静にしていると腰痛は良くなりますが、野球をすると再発します。
検査で異常がわかりません
腰椎が引き延ばされて、背骨の並びにずれがはじまっても、検査では正常と判断されます。西洋医学的には、腰椎にストレス骨折が起きて初めて分離症という診断がつきます。痛みを抱えたままで野球を続けていると、いずれ、背骨は骨折を起こします。
痛み止めはよくありません
痛み止めを使って野球を続けると無理ができるので、腰椎はストレス骨折に向けて着実にずれだします。腰痛も徐々に慢性化します。 コアな筋肉の痙攣や、運動連鎖のずれをそのままにして野球を続けても、成績が上がりません。無理に力を出そうとすると、背骨に負担がかかり、分離症や椎間板ヘルニアに進行するので注意が必要です。
指導をされる先生方へのお願いこれから野球を続ける子供たちの体を壊さないために!
野球の腰痛や肩、肘の痛みは、股関節と肩甲骨の動きの悪さや重心のずれが原因で起こります。股関節と肩甲骨をバランスよく使う方法をご指導下さい。悪くしてからの治療よりも、悪くする前のケアが大切です。
モアレトポグラフィー
体の重心バランスを調べます。
体の重心バランスが崩れると、腰に負担がかかり、痛みが強くなります。。重心のバランスを整える治療をすることで、自然な体の動きが戻ると腰の健康を取り戻すことができます。
野球の腰痛の原因までさかのぼって治療するために必要な検査です。
サーモグラフィー
体温の異常を探します。
筋力の低下や関節炎があると体温の異常として現れるので、全身の体温分布を調べることで、野球の腰痛の原因を探します。体温の異常部分を治療することで、筋力の低下や関節炎の原因を治すことができます。また、尿酸やカルシウムの代謝も良くなり、 野球の腰痛の原因を治すことができます。
衰えだした体の異常を早期に発見して、健康的な腰を取り戻すために必要な検査です。
エコー
筋繊維の萎縮を調べます。
左右の筋繊維の萎縮を調べることで、脚の衰えが事前にわかります。足の筋肉は第二の心臓と呼ばれ体の循環や代謝にもかかわるので、筋線維の萎縮を事前に治療することで、重心バランスを整え、筋力の低下や関節炎の原因を治すことができます。
体の土台を治療して、健康的な腰を取り戻すために必要な検査です。
原因を治療する
野球の腰痛に対して、電気治療と 鍼治療を併用して効果を上げています。体の協調運動が原因の腰痛は、モアレトポグラフィーとサーモグラフィーで確認することで腰の異常を早期に見つけることができます。
腰を治療する
身体のインナーマッスルを直接刺激して柔らかくします。固まった関節が柔らかくなるので腰の機能が戻ります。
腰の機能不全が長く続くと、その状態が正常だと脳が記憶するため、腰痛が治らなくなることが有ります。そう言った障害を総合的に治療できるのも鍼治療の特徴です。
体の機能を整える
身体のインナーマッスルを直接刺激して柔らかくします。固まった関節が柔らかくなるので腰の機能が戻ります。
腰の機能不全が長く続くと、その状態が正常だと脳が記憶するため、腰痛が治らなくなることが有ります。そう言った障害を総合的に治療できるのも鍼治療の特徴です。
治療前
治療後
バッティング動作を繰り返すと、徐々に体が捻じれてしまいます。脳が記憶している正常な姿勢と、捻じれてしまった姿勢から重心の差が原因で腰痛が始まります。重心がずれると、目の位置もずれるため、動体視力が下がり打率も低下します。
治療前
治療後
青い部分がストレスで血流が悪い場所です。深部のコアな筋肉のけいれんがとれると、腰の血流が再開されます。関節が正常に動きだして腰痛が良くなります。
※手術後の腰痛が長く続くと、脳が痛みに対して過敏になって、 痛み止めの効かない腰痛になります。早い機会に鍼治療をすることがおすすめです。
野球の腰痛を治すコツ
心配をなくす
痛みを長く持っていると、脳の元気がなくなります。脳の元気がなくなると、痛みに対して敏感になります。ストレスや不安も腰痛を悪化させる原因になります。ストレスがかかる程、睡眠が浅くなり、背中の筋肉を緊張させる時間が長くなるために腰痛が悪化します。
痛み止めは程々に
痛みは体の警告反応なので、痛み止めを飲みながら動くと体を壊します。
最近通院されている患者様の中には、試合の前に痛み止めを飲んで試合に臨むお子様もいました。選手生命を縮めたり、一生腰痛で悩んだりするようになってしまうので、自然な方法で体を治すようにしましょう。
早めに治療を始めましょう
習や遠征も大切ですが、腰を悪くするとスタメンから外れます。痛くなる前の段階で治療を始めましょう。