顔面けいれんは、鍼灸治療で治りますか？

顔面けいれんとは？
顔面けいれんとは、顔の左右どちらか半分が自分の医師とは関係なくけいれんを起こす病気です。 ほとんどの場合は顔の片側だけに症状が現れます。

顔面けいれんは、中高年の女性が発症しやすいといわれておりますが、男性や若い女性にも発症する場合もあります。

原因
動脈硬化で湾曲した血管が、頭蓋骨のなかで顔面神経を圧迫されることが原因です。顔面けいれんに目をうばわれますが、全身のしっかんで、脳梗塞や心筋梗塞の前段階で始まるケースが多くあります。

顔面神経を動脈が圧迫しただけでは症状が悪化しません。その後、ストレスで顔面や筋肉の緊張が高まることで、神経の圧迫が誘因となり、徐々に症状が進みます。

※側彎があると、頭を支えるために、たえず筋肉に緊張を強いるので、顔面けいれんが悪化する傾向があります。 ※聴力が低下すると、たえず神経を緊張させるので、顔面神経けいれんが悪化する傾向があります。

症状
片側の眼の舌がピクピクする
一点を見ようとすると目のしたがぴくぴくします。 他の人から見て、分かる場合も分からない場合もあります。

片側の口が引きつります
緊張すると口が引きつるようになります。 症状が悪化する口角が上にひきあがります。

耳まで動き出す
血管の脈拍に合わせて、片側のけいれんが起こります。症状が悪化すると、片耳の動きが分かる程のけいれんをします。

心の動きに連動する
心の動きに合わせて顔のけいれんが始まります。 あせるほど、片目を開けていれないほどのけいれんになります。

モアレトポグラフィー
体の重心バランスを調べます。

ストレスで交感神経が緊張することにより、筋肉の緊張が高まります。
筋肉の緊張が高まると体が側弯しやすくなり、その状態で頭の位置が重心からずれると頭を支える筋肉が緊張するため顔面けいれんの原因となります。
体の重心をしらべ、重心のバランスを整えることで、顔面けいれんの原因を治療することができます。

サーモグラフィー
体温の異常を探します。

顔の筋力の低下が体温の異常として現れます。
顔の温度を低下している箇所を治療することで、顔面神経の以上を治療し、顔面けいれんの原因を治療することができます。

エコー

筋繊維の萎縮を調べます。

左右の筋繊維の萎縮を調べることで、筋肉の衰えが事前にわかります。足の筋肉は第二の心臓と呼ばれ体の循環や代謝にもかかわるので、筋線維の萎縮を事前に治療することで、重心バランスを整え、筋力の低下や関節炎の原因を治すことができます。

ストレスによって生じて顔面けいれんの原因となった筋肉の緊張をほぐし、健康的な身体を取り戻すために必要な検査です。

オージオグラム
聴力を調べます。

顔面けいれんの治療には聴力の測定が不可欠です。オージオグラムは当院にて測定します。オージオグラム の測定にあたり、私たちは、耳鼻咽喉科の先生とは違った角度から聴力の測定をします。

聞こえるかよりも、聞き分けられるかを検査します。

病院での顔面けいれんの検査

1.医師との面談
診断が難しいだけに、医師との面接では、病歴、症状の変化、今までの経過、普段の生活の様子、仕事や家庭や人間関係など、生活環境を詳しく伝えることが大切です。 一般的には、質問シートに記入したあとに医師との面接がおこなわれます。 面接で聞かれることは、症状が現れはじめた時期、きっかけ、過去の病歴、普段の生活の様子、人間関係、性格、自覚症状などです。

なお、自分では自覚していないものがストレスとなっている場合があります。 なぜなら、ストレスは「イヤなこと」「つらいこと」だけではないからです。 「希望の部署に異動になってやる気満々で頑張っていること」もストレスです。 いいことかイヤなことかに関わらず、体や心の刺激はすべてストレスなのです。 ですので、特に、症状が現われはじめた頃の生活環境については、ささいなことでも医師との面接においてくわしく話すことが大切です。