交通事故で鍼灸治療は受けられますか？

むち打ちは自律神経の障害を伴った首の捻挫なので、鍼治療が効果的です。目の疲れや頭痛、吐き気、天候の変化で悪化するむち打ち症は、鍼治療が得意な分野です。難治性のむち打ち症でも、自律神経を調整しながらカラダの奥にあるインナーマッスルの緊張をとると良くなることが多いです。

後遺症認定がおりたむち打ち症の後遺症も、鍼治療で改善してしまうことが多いです。これは、お薬を使った治療と鍼治療のメカニズムが違うためです。鍼治療はカラダが再生するホルモンの力を使ってカラダの自然治癒力を高めます。圧迫された神経が改善することやカラダの運動連鎖が整って機能が改善することが多いです。

バレー・リュー症候群では、首のインナーマッスルの動きの異常で椎骨動脈の血流が低下しているケースがほとんどです。鍼治療でカラダのインナーマッスルが整うと、首のぐらつきが改善され、椎骨動脈の圧迫が改善されます。

むち打ちで腰痛が悪化することがあります。むち打ち後の腰痛は、交感神経が緊張してインナーマッスルが硬くなることで起こります。鍼治療は自律神経を調整して自然治癒力をたかめる治療です。交感神経の緊張がとれると、末梢の血流が改善して病気やケガが治りやすくなります。

交通事故で衝突すると、膝をダッシュボードにあてて後十字靭帯を損傷・断裂することが多くあります。膝が不安定になるので、徐々に膝の変形が進みます。インナーマッスルの緊張を治療して、下半身の運動連鎖を整えるとで症状を良くできることが多いです。

交通事故の外傷後におこる神経の麻痺や神経痛にも鍼治療は効果的です。神経の血流を改善することで神経の再生力を高めることができます。末梢神経の損傷には特に効果があります。

中心性脊髄損傷の両手のシビレや運動麻痺は鍼治療で良くなることが多いです。足のシビレや排尿障害にも効果が上がります。高齢者ほど、足の筋力の低下が早まるので早めに鍼治療をしましょう。