交通事故で使える保険を教えてください。

自賠責保険→労災保険→健康保険の順番で優先されます。

私たちが人身事故の治療を受け持つ場合、ひき逃げ事故等の特殊な場合に限り、健康保険、労災保険を使って治療をしています。その他の場合は、交通事故の示談が成立していない期間は、自賠責基準の料金での治療となります。

自賠責基準の料金が適応される部位は、事故後に警察へ提出した診断書の部位、もしくは、事故後に痛みが出た部位になります。

自賠責保険は、被害者が加害者のかけている保険に直接請求できる被害者にとって有利な保険です。警察に事故の報告をして、人身事故扱いにすると使うことができます。治療費は自賠責基準の治療費が採用され1関節（1部位）2,520円です。

仕事中や、通勤途中の交通事故で使えます。請求した保険料金は、過失割合に応じて労働基準監督署から加害者に請求されます。治療するにあたり労災の認定を受ける必要があります。治療費は労災基準の治療費が採用されています。1関節（1部位）1,260円です。

慢性期に至っていない痛みに使えます。請求した保険料は、過失割合に応じて健康保険から加害者に請求されます。健康保険を使った場合は、健康保険のルールに沿って行われます。治療費用は1関節（1部位）600円です。