交通事故の治療費の支払いについて教えてください。

治療をすることができます。通常の通院のように、窓口で一部負担金を支払います。残りの治療費は病院から保険者に請求され、保険者から過失割合に応じて相手に請求されます。相手が支払いを拒否した場合は、さしもどされ、治療を受けたご本人が支払います。過失割合がある場合、過失割合部分に応じた費用はご自分で払います。

健康保険は健康保険法により治療費が規定されています。最低限度の必要な治療を公平に受けらえる制度設計なので治療費が安く設定されているので、相手が支払い能力がなく自賠責保険の上限（120万円）しか治療に使えないケースでは有効です。

通常の通院のように窓口で一部負担金を支払います。整骨院の治療日の算定は料金制なので、自賠責保険を使ったケースと異なり、十分な治療や十分な相談ができないことが多いです。

通勤途中、仕事中の交通事故では労災保険が使えます。使われた費用は過失割合に応じて労働基準局から相手に請求されます。メリットとしては、健康保険と違い、労災指定整骨院では窓口の支払いはありません。

事故証明に相手側の自賠責保険の加入している保険会社がかかれているので、電話をかけて資料を請求します。1週間程度で送られてくるので、内容を記載して提出します。審査された後に、1ヶ月程度で保険が支払われます。自賠責保険は制度的に被害者が損害額を証明する必要はありません。病院や整骨院の診断書のみで可能です。

相手が任意保険に加入していて過失割合が相手のほうが高いケースでは、相手の任意保険会社が病院や整骨院での治療費を立て替えてくれます。病院での支払をご自分でしなくていいことが最大のメリットです。

損保会社が一括対応するメリットは120万円のなか（全治1～2週間程度の軽度な外傷の場合）で示談をできることなので、治療を受けることや受ける期間を損保会社に相談する必要があります。本来ならできる効果的な治療を受けられないケースもあります。