原因を治療する
ムンプス難聴後遺症は耳の免疫力と血液循環が悪化するためにおこります。ムンプス難聴後遺症が始まった原因を治すほど、聴力の回復を早めることができます。
耳の免疫力を上げる
鍼治療 をすることで血流が改善して内耳の免疫力を上げることができます。治療後、ノンレム睡眠時に成長ホルモンが出だすと鍼の治療痕を修復するように耳周囲の治癒力が上がります。内耳の免疫力や治癒力を上げるのに効果的な方法です。ステロイドのように強力な副作用がないので、状況に応じて1日数回でも治療ができます。
治療前
治療後
ストレスや疲れがあると顔や耳の血流が低下します。免疫力も低下するため突発性難聴が発症しやすくなります。鍼治療をすることで顔や耳の血流を改善させて免疫力を上げることができます。
内耳の血流を改善する
背骨に側弯があると、内耳や小脳の血流が悪化します。ふくらはぎの血流が悪化すると梗塞を起こしやすくないります。特に、就寝時の血流を悪化させるので、夜間、内耳の栄養状態が悪化します。側弯やふくらはぎの血流を治すことで内耳の血流が改善します。
治療前
小学四年時
経過観察
中学1年生
体が健康な耳の方に曲がってしまいます。 そのまま成長すると、背中が曲がったままになってしまうので、成長に合わせて姿勢筋のバランスをとることと、左右の聴力を統合することで背骨をまっすぐにします。
背骨の側彎を防ぐことで、難聴側からの事態に反応できるようになります。自律神経のバランスが整うので、自然治癒力や免疫力が整います。
治療前
小学四年時
経過観察
中学1年生
ふくらはぎが動かなくなると血栓ができやすくなります。鍼治療をすることで血栓ができない体質を作ります。
自律神経のバランスを整える
スーパーライザーを使って首の前にある星状神経を治療します。星状神経は首から上の血流を調整する神経です。星状神経にストレスがかかると内耳や顔の温度が低下します。
内耳の血管の緊張が取れて血液循環やリンパの流れが改善します。
ペインクリニックの先生は星状神経に麻酔をかけますが、私たちは、より安全な方法でスーパーライザーを使います。状況に応じて1日に数回治療することも可能です。
身体を治療する
身体を治療することで、側弯や血流の異常を改善します。ふくらはぎの運動能力を上げて筋肉ポンプの能力を取り戻します。インナーマッスルを治療することで側彎を治して内耳に血液を運ぶ血管の血流を改善します。自律神経のバランスを整えることで首から上の血管の痙攣を無くします。
内リンパは脳脊髄空のリンパに流れ込みます。
筋肉が柔らかくなるので、息む動作でも脳脊髄圧の上昇がおさえられ内リンパの逆流を防ぎます。
ムンプス難聴後遺症の治療には、「音響療法」が効果的です。
- 伊藤翔様・小学校四年生(発症時)
- 伊藤翔様・中学校一年生(経過観察中)
音響療法をすることで、左右の聴力のバランスを脳が統合できるようになると、片耳難聴が原因の側彎が改善します。場合によっては、失われた聴力の回復が期待できます。難聴性側彎が改善すると、めまいや頭痛も改善できます。
当院では、独自の治療法として、CDを用いた音響療法に力を入れております。聴力に合わせて加工したCDを効くことで、リラックスさせる治療です。制作したCD音源を骨伝導ヘッドホンで聴くことで、ムンプス難聴で悪化した聴力のリハビリを行います。 詳しくは 【突発性難聴特設ページ】 を御覧ください。