怪我をしたときに、早く治すコツはありますか？

痛みの出ない姿勢を続ける！

痛みは、体の警告反応です。痛みのない姿勢で安静にすることが、最短距離で怪我を治すコツです。骨折でもしっかり固定ができれば痛みが出ることはありません。痛みのない姿勢で、安静固定をすると治癒力が最大限に引き出されます。

杖を使うと治癒力が上がる！

外力がかかって負傷したケガは、逆の方向から外力をかけて固定します。そして、体重がかからないように杖で患部にかかる力を無くします。体に合った杖は、どんな治療よりも治療効果が上がります。見た目を気にしないで軽いケガでも杖を使うようにしましょう！

痛み止めは炎症を抑えます。

固定して杖で患部の負担を無くしたら、痛み止めを使います。痛み止めは連携医療機関で処方してもらうのでご相談ください。痛み止めで痛みが軽減しても、杖を使い続けるのがケガを早く治すコツです。

気圧が低くなるとケガが悪化します。

暖かい地方に行かれる時は問題がありませんが、気圧の関係でケガや痛みが悪化します。

かばった姿勢が続くと、ふくらはぎの血流が低下してエコノミークラス症候群になる可能性もあるので、事前にそなえるようにしましょう！当院ではケガの状況を判定すためにサーモグラフィーを使っています。痛みと気圧の関係を判断するのに効果的です。

「最短距離で体を治す！」

ボクシングの試合で飛び跳ねていた選手が、記者会見で車いすに座って移動する。こんな光景をよく見ると思います。ケガの治療は、患部に自重がかからないようにすることが重要です。

できれば、副作用のない方法で、できれば体に優しい方法で、お体の痛みを治せたらと思います。サポーターや杖で患部を固定して安静にするだけで、ケガは意外と早く治ります。