後十字靭帯の鍼治療に効果はあるのか?
後十字靭帯の損傷や膝の不調に対する鍼治療は、体全体のバランスを整え、再発のリスクを軽減する効果が期待できます。後十字靭帯損傷は、時間の経過とともに膝の変形や痛みが進行することがあるため、適切な治療と鍼治療の併用で回復をサポートすることが重要です。軽度の後十字靭帯損傷の場合、サポーターを併用した保存療法により、早期回復が見込めます。
手術を受けた方のための鍼治療
膝の炎症を鎮める鍼治療や、全身の動きを調整する鍼治療を行っています。特に股関節や足首の柔軟性が低下している場合、膝への負担が大きくなるため、股関節を中心とした治療で全体のバランスを整えることが大切です。膝周りの動きを自然な形に導き、再発防止をサポートします。
手術を受けない方のための鍼治療
手術を受けないケースや軽度の後十字靭帯損傷には、保存療法として鍼治療が効果的です。膝の変形を防ぎながら運動連鎖を整え、膝にかかる負担を軽減することを目指しています。特に成長期のお子様やご高齢の方には、膝靭帯を無理なく自然回復へと導く方法として鍼治療がおすすめです。
後十字靭帯損傷の鍼治療
膝を治療する
鍼治療を通じて膝関節の自然治癒力を高めることで、損傷した後十字靭帯や半月板、関節軟骨の回復をサポートします。後十字靭帯損傷や手術後に膝の炎症が続く場合、鍼治療は特に有効です。また、手術後に生じるドナー筋腱(膝蓋靭帯やハムストリング)の回復にも効果的です。
治療前
治療後
【後十字靭帯を損傷した患者様のサーモグラフィ】
炎症がある箇所は”赤く”映り、冷えた部分は”青く”映ります。
膝の運動連鎖を治療する
後十字靭帯損傷は、重心バランスの崩れや股関節・足関節の柔軟性低下が原因となることが多いです。再発・悪化を防ぐためには、重心バランスと関節の運動連鎖を整えることが重要です。重心が整うことで、片膝に過度な負担がかかるのを防ぎ、膝のぐらつきや損傷リスクを軽減します。鍼治療とサポーターの併用で体全体のバランスを整えましょう。
治療前
治療後
【後十字靭帯を損傷した患者様のモアレトポグラフィ】
白いラインが中心に整うことで、体の歪みが改善された様子がわかります。