特発性膝骨壊死は、膝サポーターで良くなりますか？

内側に体重をかけると膝が痛い

座っていれば痛みはなかったのですが、孫を抱っこしたり歩き続けたりすると膝が痛みました。膝に水も溜まりだして、もしかしたら変形性膝関節症？年だから？歩きすぎた？など、色々と心配になってきました。内側に体重がかかると痛いので、なるべく外側に体重がかかるようにして歩いていました。レントゲンだと原因が分からず、MRIを撮ったら特発性膝骨壊死と診断されました。

ヒアルロン酸注射をしても治らない

4回ヒアルロン酸注射をしたのですが全然治らず、むしろ膝の痛みが以前よりも増してきました。はじめに痛みが出たのは左膝だったのですが、左膝を守るようにして歩いていたせいか、今度は右膝にも痛みが出だしてきてしまいました。膝の負担をなるべく軽くしたくて少しダイエットを頑張って、バンテリンのサポーターを使ってみたり膝に良いとされるコラーゲンのサプリメントを飲んでみたりしたのですが、一向に症状に変化は見られませんでした。悪化したら手術になってしまうようですが、手術は絶対にしたくないので何か良い治療方法はないものかと日々色んな情報を探していました。

心配した娘が森上鍼灸整骨院さんに連絡

私の様子を見て娘も膝治療について調べてくれて、森上鍼灸整骨院さんにメール相談を出してくれました。メールは院長先生から回答が届き、痛み止めを使いすぎると余計に症状が悪化してしまうこと・手術になって人工関節になったとしても、人工関節もすり減りが起こること・早めにしっかりしたサポーターや杖を使えば、症状の進行を抑制したり手術にならないようにケアができる等が書かれていました。とてもお詳しく書かれていたので、実際にお伺いしてサポーターや杖を試した上で購入させていただきました。

その後、痛みが楽になった

日中のサポーター両膝分、安静時のサポーター両膝分、クラッチ杖、入浴剤を購入しました。けっこう値段がいってしまいましたが、試着ができたので自分に合ったサイズを選んでいただけました。サポーターと杖の使い始めからずいぶんと膝は楽だったのですが、痛みが日に日に治まってきたのでとても嬉しかったです。痛みがなくなってきてもしばらくはサポーターや杖は使った方が良いとおっしゃっていたので、手術にならないためにこれからもサポーター治療を続けていこうと思います。

オススメのサポーター

日常生活では、横ブレをしっかり防ぐアルミステーが内蔵された医療用サポーターの装着がおすすめです。膝への負担軽減・歩行時の膝の痛み防止・膝軟骨のすり減り防止に効果的です。

大腿骨内顆骨壊死におすすめ

膝の内側に起こる大腿骨内顆骨壊死の場合は、補助ベルトで荷重変化を付け、内側にかかる負担を軽減するサポーターの装着がおすすめです。内側に負担がかからなければ、壊死部周辺が硬化し痛みが治まっていきます。※エクスエイドニーMCL＆LCLは、右膝には左用・左膝には右用を装着します。

大腿骨外顆骨壊死におすすめ

円板状半月板により膝の外側に負担がかかり、外側部分の骨壊死を起こした場合は大腿四頭筋を補強できるサポーターの装着がおすすめです。大腿四頭筋を補強すると、もとから膝の動きが整いやすくなります。複数の疾患をお持ちの方にもおすすめな医療用サポーターです。

軽度の動き補強に

特発性骨壊死による膝の不安定感が良くなってきたり、軽度な動きを補強したい場合は、側方に樹脂ステーが内蔵された医療用サポーターに変更するとより軽量になるので動きやすくなります。

膝の安静を保つ

特発性骨壊死は、膝が冷えたり血流が悪くなると症状が悪化しやすいので、膝は意識して温めましょう。ご自宅などであまり動かない時は、保温性のあるサポーターの装着がおすすめです。むくみが出なければ就寝時でも使えますが、血行不良を防ぐため2～3サイズ程度大きめサイズをご装着ください。

クラッチ杖と温浴剤

歩くことができても、両手にクラッチ杖を使うとより膝にかかる負担が軽減し、重心が整いやすくなります。全身ケアとして、薬用オンセンスを使った温浴剤で半身浴をしながらゆっくり膝の曲げ伸ばしを行うと、可動域改善効果や関節液の循環の助けになります。