痛み止めが効かない原因
脳の元気がなくなると、痛みを抑制する力が弱くなります。
本来の痛みの何倍もの痛みを感じます。 このような痛みに痛み止めは効きません!
・・・昔から安定剤が効くといわれています。
痛み止めが効かない腰痛の原因
筋肉の痙攣と血流の低下
脳の元気がなくなって、痛みを抑制する機能が低下すると、
痛みから逃げるために、コアな筋肉がけいれんをおこして血流が低下します。
眠りが浅くなって、頭痛や肩こりが悪化したり、夢をみたりするようになります。
いやな夢を見ると筋肉がこわばるので、朝起きた時に腰痛が悪化することがしばしばあります。
痛み止めを飲んで無理をする
痛み止めに腰痛を治す作用はありません。お医者様でもらう処方箋を確認しましょう。痛みだけを止めているだけで治っているわけではないので、痛み止めを飲みながら動くと症状が悪化してしまいます。痛み止めを強い物に変えると痛みは一時的にらくになりますが、それ以上に無理をすると更に症状が悪化します。
痛み止めが効かない部分を痛めている
痛み止めが作用する以外の場所に痛みがあると、痛み止めは効きません。例えば、脳は、大脳辺縁系と言われる古い脳の上に、大脳皮質が乗っています。大脳の辺縁系は痛みの増幅装置と言われているので、何らかの原因で大脳の辺縁系が元気になると、痛みを強く感じてしまいます。大脳の辺縁系は、不安や心配がある程、活性化するので、不安や心配をなくすことが大切です。こんな痛みには、安定剤を使うと痛みが改善されると言われています。
痛み止めが効かない腰痛の症状
痛み止めを飲んで無理をするタイプ
このタイプの患者様は、怒りがあるようです。痛みが良くならないので、いらだち怒ります。そんな精神状態で痛み止めを使いながら無理をするので更に腰を壊します。調子の良い時と悪い時を繰り返しながら、徐々に背骨の老化が進みます。
腰痛があります
このタイプの患者さまは、絶えず痛みに対してビクビクしています。眠りが浅くなってよく夢を見る患者様もいます。朝、起きる時に腰痛が強く、ベットでうつ伏せになると、痛みのために起きることができなくなる患者様もいます。お風呂に入っても腰痛はあまり変わりません。自分のペースで動いている時はさほど腰痛を感じませんが、不意の動作で急激に腰痛が悪化することがります。鍼治療をする時も、異常に鍼を怖がったり、痛みを強く訴えます。
背骨のゆがみの症状
眠る姿勢が決まります
横になって(側臥位)で眠る時に、横になる方向が決まってしまいます。
鞄の掛ける肩がきまります
鞄を肩に掛ける方向が決まってしまいます。逆側に鞄を掛けると不自然な感じがしたり、けがをしやすくなったりします。
腕の動きが違います
手を挙げる時に左右の挙がりに差がでます。腕を組むときに上になる腕が決まってしまいます。
治療
体操療法
ストレッチや軽い運動で体の血液循環を改善します。
腰痛ベルト
腰のぐらつきや、筋力の低下を補強するように、腰痛ベルトを使います。
症状にあった腰痛ベルトを使うことで腰の負担を軽減できます。
薬物療法
痛み止めや湿布が使われます。長期にわたる腰痛では安定剤が使われることがあります。痛み止めを注射することや、筋肉の中に生理的食塩水を注射することもあります。
行動認知療法
自分の行動を確認しながら、脳の間違った感覚を修正していきます。痛みのためにできないという行動から、痛くなくできた行動に注目して、できる行動を徐々に広げていきます。
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