腰痛でやってはいけないこと
腹筋運動をすると腰痛悪化するので注意をしましょう。腹筋だけでなく、無酸素運動が入るジムでのトレーニングでも、原因不明の腰痛が悪化することが多いです。痛み止めを使って動くと腰痛が慢性化したり天候の変化でぎっくり腰を繰り返すようになるので注意をしましょう。
痛み止めが効かない腰痛って?
痛み止めが効かない腰痛は、椎間板ヘルニアの一種です。
原因
筋肉の痙攣と血流の低下
脳の元気がなくなって、痛みを抑制する機能が低下すると、痛みから逃げるために、コアな筋肉がけいれんをおこして血流が低下します。眠りが浅くなって、頭痛や肩こりが悪化したり、夢をみたりするようになります。いやな夢を見ると筋肉がこわばるので、朝起きた時に腰痛が悪化することがしばしばあります。
痛み止めを飲んで無理をする
痛み止めに腰痛を治す作用はありません。お医者様でもらう処方箋を確認しましょう。痛みだけを止めているだけで治っているわけではないので、痛み止めを飲みながら動くと症状が悪化してしまいます。痛み止めを強い物に変えると痛みは一時的にらくになりますが、それ以上に無理をすると更に症状が悪化します。
痛み止めが効かない部分を痛めている
痛み止めが作用する以外の場所に痛みがあると、痛み止めは効きません。例えば、脳は、大脳辺縁系と言われる古い脳の上に、大脳皮質が乗っています。大脳の辺縁系は痛みの増幅装置と言われているので、何らかの原因で大脳の辺縁系が元気になると、痛みを強く感じてしまいます。大脳の辺縁系は、不安や心配がある程、活性化するので、不安や心配をなくすことが大切です。こんな痛みには、安定剤を使うと痛みが改善されると言われています。
症状
痛み止めを飲んで無理をするタイプ
このタイプの患者様は、怒りがあるようです。痛みが良くならないので、いらだち怒ります。そんな精神状態で痛み止めを使いながら無理をするので更に腰を壊します。調子の良い時と悪い時を繰り返しながら、徐々に背骨の老化が進みます。
腰痛があります
このタイプの患者さまは、絶えず痛みに対してビクビクしています。眠りが浅くなってよく夢を見る患者様もいます。朝、起きる時に腰痛が強く、ベットでうつ伏せになると、痛みのために起きることができなくなる患者様もいます。お風呂に入っても腰痛はあまり変わりません。自分のペースで動いている時はさほど腰痛を感じませんが、不意の動作で急激に腰痛が悪化することがります。鍼治療をする時も、異常に鍼を怖がったり、痛みを強く訴えます。
モアレトポグラフィー
体の重心バランスを調べます。
体の重心バランスが崩れると、腰に負担がかかり、痛みが強くなります。。重心のバランスを整える治療をすることで、自然な体の動きが戻ると腰の健康を取り戻すことができます。
痛み止めが効かない腰痛の原因までさかのぼって治療するために必要な検査です。
サーモグラフィー
体温の異常を探します。
筋力の低下や関節炎があると体温の異常として現れるので、全身の体温分布を調べることで、痛み止めが効かない腰痛の原因を探します。体温の異常部分を治療することで、筋力の低下や関節炎の原因を治すことができます。また、尿酸やカルシウムの代謝も良くなり、 痛み止めが効かない腰痛の原因を治すことができます。
衰えだした体の異常を早期に発見して、健康的な腰を取り戻すために必要な検査です。
エコー
筋繊維の萎縮を調べます。
左右の筋繊維の萎縮を調べることで、脚の衰えが事前にわかります。足の筋肉は第二の心臓と呼ばれ体の循環や代謝にもかかわるので、筋線維の萎縮を事前に治療することで、重心バランスを整え、筋力の低下や関節炎の原因を治すことができます。
体の土台を治療して、健康的な腰を取り戻すために必要な検査です。
オージオグラム
聴力を調べます。
痛み止めが効かない腰痛の治療には聴力の測定が不可欠です。オージオグラムは当院にて測定します。オージオグラムの測定にあたり、私たちは、耳鼻咽喉科の先生とは違った角度から聴力の測定をします。
聞こえるかよりも、聞き分けられるかを検査します。
病院での治療
痛み止めや、炎症を抑えるステロイドが使われます。痛みや炎症が抑えられた後は、抗リウマチ剤を使って、その後の悪化を防ぎます。
対症療法
体操療法
ストレッチや軽い運動で体の血液循環を改善します。
腰痛ベルト
腰のぐらつきや、筋力の低下を補強するように、腰痛ベルトを使います。症状にあった腰痛ベルトを使うことで腰の負担を軽減できます。
薬物療法
痛み止めや湿布が使われます。長期にわたる腰痛では安定剤が使われることがあります。痛み止めを注射することや、筋肉の中に生理的食塩水を注射することもあります。
行動認知療法
自分の行動を確認しながら、脳の間違った感覚を修正していきます。痛みのためにできないという行動から、痛くなくできた行動に注目して、できる行動を徐々に広げていきます。
原因を治療する
痛み止めが効かない腰痛に対して、電気治療と 鍼治療を併用して効果を上げています。体の協調運動が原因の腰痛は、モアレトポグラフィーとサーモグラフィーで確認することで腰の異常を早期に見つけることができます。
腰を治療する
身体のインナーマッスルを直接刺激して柔らかくします。固まった関節が柔らかくなるので腰の機能が戻ります。
腰の機能不全が長く続くと、その状態が正常だと脳が記憶するため、腰痛が治らなくなることが有ります。そう言った障害を総合的に治療できるのも鍼治療の特徴です。
体の機能を整える
身体のインナーマッスルを直接刺激して柔らかくします。固まった関節が柔らかくなるので腰の機能が戻ります。
腰の機能不全が長く続くと、その状態が正常だと脳が記憶するため、腰痛が治らなくなることが有ります。そう言った障害を総合的に治療できるのも鍼治療の特徴です。
治療前
治療後
鍼治療をすると、姿勢筋の緊張が取れて自然に重心がそろいます。体全体に均等に負担がかかるので、痛み止めが効かない腰痛を防ぎます。
治療前
治療後
腰の青い部分が機能不全の場所です。関節が固まって動かないために熱を発生しません。お尻は脂肪があるので通常では青くうつります。鍼治療はお薬に影響をださないので、心療内科に通院中の患者様もご相談ください。
痛み止めが効かない腰痛を治すコツ
痛くないことから始める!
四つんばいでは腰に負担がかかりません。腰痛がでることがない姿勢で動くことから始めます。キャッツバック等の運動をすることで背骨の柔らかさと、肩甲骨の正常な位置関係を取り戻します。
クラッチ杖を使う
歩く時には、両手にクラッチ杖を使って歩くようにしましょう。始めのうちは、腰にかかる自重を両手にかけるようにしましょう。
杖を使う
痛み止めが効かない腰痛には、 エルゴグリフクラッチをご使用ください。(コルセットミュージアム通販サイトに飛びます)
呼吸を止めないようにする
動作で痛みがあっても、呼吸を止めて動作をしないようにしましょう。呼吸を止めると姿勢筋がが固くなって、次の動作で痛みが強くなります。
鍼治療がおすすめです
鍼治療なら副作用なく、自律神経の調整ができます。腰痛の治療と並行して自律神経の治療もしましょう。