オススメのサポーター
筋腱の保護、膝軟骨のすり減りを防止
登山の下りで膝を痛めた場合、日常生活では側方にアルミステーが入ったサポーターを使うと膝の横ブレがしっかり防げて、痛み軽減や階段の下り動作が安定します。登りで痛めた場合、筋腱を補強できるサポーターを装着すると膝の前側の痛み軽減や上り動作が安定します。いずれもサポーターは両膝に使い、重心のバランスを整えて保護姿勢(膝をかばう動き)を防ぎましょう。
膝周囲を補強
登山時は、膝の曲げ伸ばしの動きを整えられるサポーターの装着がおすすめです。膝周囲を主に補強することで、登山時の登り下り動作で起こる膝のブレや、膝が内側に入るニーインを防ぐことができます。
膝の安静を保つ
登山で膝を負傷した場合、膝が冷えたり血流が悪くなると症状が悪化しやすいので、膝は意識して温めましょう。ご自宅などであまり動かない時は、保温性のあるサポーターの装着がおすすめです。むくみが出なければ就寝時でも使えますが、血行不良を防ぐため1サイズ程度大きめサイズをご装着ください。
クラッチ杖と温浴剤
歩くことができても、日常生活では両手にクラッチ杖を使うとより膝にかかる負担が軽減し、重心が整いやすくなります。全身ケアとして、薬用オンセンスを使った温浴剤で半身浴をしながらゆっくり膝の曲げ伸ばしを行うと、可動域改善効果や関節液の循環の助けになります。
POINT
膝をかばう動きが身に付くと、片膝の痛みだけでなくもう片方の膝にも痛みが出だすことが多いです。また体は全ての関節が連携して動くので、のちに膝以外の関節にも影響が出てきます。サポーターは両膝に装着して全身のバランスを整えるような意識を持つと、再負傷しない動きが徐々に身についていきます。