腰痛でやってはいけないこと
腹筋運動をすると腰痛悪化するので注意をしましょう。腹筋だけでなく、無酸素運動が入るジムでのトレーニングでも、原因不明の腰痛が悪化することが多いです。痛み止めを使って動くと腰痛が慢性化したり天候の変化でぎっくり腰を繰り返すようになるので注意をしましょう。
骨棘とは?
骨棘が原因の腰痛は、椎間板ヘルニアの一種です。
原因
骨棘の 原因は 背骨の老化です!人の背骨は20才から老化がはじまりますが、老化が早い人ほど骨棘ができます。 ぎっくり腰で椎間板がつぶれると、背骨は不安定なスライド運動をするようになります。スライド運動が原因で、靭帯が引き伸ばされると、背骨のふちに石灰がたまって骨の棘(トゲ)ができます。骨棘(コツキョク)自体は痛くありませんが、骨棘が神経に触れると腰が痛みます。骨棘が原因で、腰が動く範囲が狭まり、腰痛から逃げるように背骨が曲がってしまいます。
曲局が原因の腰痛(横)
曲局が原因の腰痛(後ろ)
背中が曲がってしまうので、普通の姿勢で眠ることが不得意になります。でも・・・、 曲がった姿勢で眠る習慣がつくと、朝の腰痛はなくなります。老化を受け入れた瞬間です!
モアレトポグラフィー
体の重心バランスを調べます。
体の重心バランスが崩れると、腰に負担がかかり、痛みが強くなります。。重心のバランスを整える治療をすることで、自然な体の動きが戻ると腰の健康を取り戻すことができます。
骨棘が原因の腰痛の原因までさかのぼって治療するために必要な検査です。
サーモグラフィー
体温の異常を探します。
筋力の低下や関節炎があると体温の異常として現れるので、全身の体温分布を調べることで、骨棘が原因の腰痛の原因を探します。体温の異常部分を治療することで、筋力の低下や関節炎の原因を治すことができます。また、尿酸やカルシウムの代謝も良くなり、 骨棘が原因の腰痛の原因を治すことができます。
衰えだした体の異常を早期に発見して、健康的な腰を取り戻すために必要な検査です。
エコー
筋繊維の萎縮を調べます。
左右の筋繊維の萎縮を調べることで、脚の衰えが事前にわかります。足の筋肉は第二の心臓と呼ばれ体の循環や代謝にもかかわるので、筋線維の萎縮を事前に治療することで、重心バランスを整え、筋力の低下や関節炎の原因を治すことができます。
体の土台を治療して、健康的な腰を取り戻すために必要な検査です。
オージオグラム
聴力を調べます。
骨棘が原因の腰痛の治療には聴力の測定が不可欠です。オージオグラムは当院にて測定します。オージオグラムの測定にあたり、私たちは、耳鼻咽喉科の先生とは違った角度から聴力の測定をします。
聞こえるかよりも、聞き分けられるかを検査します。
病院での治療
痛み止めや、炎症を抑えるステロイドが使われます。痛みや炎症が抑えられた後は、抗リウマチ剤を使って、その後の悪化を防ぎます。
対症療法
安静
痛いことはしないようにします。骨棘が原因の腰痛は動き出しの時に負担がかかって変形が進むので、動き出す時にゆっくり動くようにします。姿勢を良くしようとすると痛みが悪化するので、腰を反らないようにします。
体操療法
骨の血液循環を良くするためにします。無理に反らそうとすると背骨の変形が進むので、膝を抱え込む運動をします。呼吸の止まる運動は筋肉が固くなり、かえって変形性腰椎症が悪化するので、呼吸が乱れない程度に運動することが大切です。
腰痛ベルト
痛みをなくして、背骨の負担を少なくするには腰痛ベルトが効果的です。変形性腰椎症では材質の柔らかい腰痛ベルトを使います。背骨の変形が進むのを防いでくれます。変形性腰椎症が進んで背中が曲がってしまうと、お尻に負担がかかるので、骨盤ベルトでお尻を固定した方が調子が良くなります。
薬物療法
消炎鎮痛薬や血液循環を改善する薬が使われます。
理学療法
腰を温めたり、筋肉を柔らかくしたりします。以前はローリングベットを使って背骨を伸ばす医療機関が多かったのですが、無理に伸ばすと、かえって背骨を痛めるので、最近はウオーターベッドを使うところが増えています。
対症療法
全身の関節の動きを取り戻して、一部分に負担をかけないようにします。消炎鎮痛剤を使うと、痛みを少なくして動くことができるので、かえって背骨の老化を進めてしまうため、あまり使いません。症状のない関節も含めて治療が必要ですが、保険が適応できないため、保険医療機関では一般的に行われていません
加齢と老化
加齢と老化は違います。加齢は同級生が平等に年を重ねることで、老化は、加齢とともに個体差がでることです。何らかの原因で、腰だけに負担をかけ続けていると、腰の変性は加齢の範囲を超えて進み背骨の老化が始まります。
背骨の老化
人の背骨は20才を境に徐々に変形が進みます。変形の原因は椎間板です。椎間板には20才くらいまでは血管があって再生しますが・・・。20才くらいから血管がなくなってしまいます。ぎっくり腰を繰り返して椎間板がつぶれるほど、周りの靭帯が厚くなったり、背骨のふちに棘ができたりします。
背骨の老化がすすむと
腰の動く範囲が狭まります。動く範囲で生活することが習慣になると腰痛が治ります。動く範囲を超えて無理を続けると、坐骨神経を圧迫して、足がしびれたり、痛んだりするようになります。
原因を治療する
骨棘が原因の腰痛を良くするには、鍼治療が効果的です。変形性腰椎症は体のおくの姿勢を保つ筋(インナーマッスル)が固くなり徐々に背骨が曲がってしまうことが原因です。お薬で筋肉を柔らかくすることもできますが、心臓も筋肉のため、心臓にも負担がかかってしまいます。鍼治療なら、副作用もなく、インナーマッスルを柔らかくすることができます。
腰を治療する
身体のインナーマッスルを直接刺激して柔らかくします。固まった関節が柔らかくなるので腰の機能が戻ります。
腰の機能不全が長く続くと、その状態が正常だと脳が記憶するため、腰痛が治らなくなることが有ります。そう言った障害を総合的に治療できるのも鍼治療の特徴です。
体の機能を整える
身体のインナーマッスルを直接刺激して柔らかくします。固まった関節が柔らかくなるので腰の機能が戻ります。
腰の機能不全が長く続くと、その状態が正常だと脳が記憶するため、腰痛が治らなくなることが有ります。そう言った障害を総合的に治療できるのも鍼治療の特徴です。
治療前
治療後
痛み止めを使って動かないようにします。痛み止めを使って動こうとすると、かえって椎間板の変性が進んでしまいます。背骨を反らさないようにして、動きをゆっくりにすると痛みが良くなります。歩くよりも、自転車の運動が効果的です。腰を反らさないように前傾姿勢で運動をします。
痛みが良くなったら、体全身の関節を柔らかくするようなストレッチをします。インナーマッスルを柔らかく保つことができれば、腰が変形する速度を緩めることができます。無酸素運動は、かえってインナーマッスルが固くなってしまいます。ラジオ体操を反動を使わないで、ゆっくりすることが効果的です。
原因療法で背骨の機能をとり戻します。背骨の状態を実年齢まで戻すことができなくても、それ以上、老化が進まないように背骨の状態を保つ治療をします。もし・・・。ご自分が年を重ねて、年上になった腰の年齢を追い越すまで腰を良い状態に保つことができれば、骨棘が原因の腰痛を完全に治すことができます。