ランナー膝は、鍼灸治療で治りますか？

■ランナー膝の原因

ペースを上げると膝が痛む症状が1か月つづいたら。早く鍼治療をしましょう。重心のずれや両脚の温度変化、エコーを使った筋腱の太さの検査のうえ、鍼治療で運動連鎖を整えればランナー膝を原因までさかのぼって治すことができます。

※「患者様の声」は、個人の感想です。

私たちは、整形外科の先生とは違った角度から検査をします。ランナー膝の原因を全身症状から調べます。自律神経や左右の脚力の違いが原因の場合もあるので、早めに原因を探しましょう。原因を調べて治療をすることで、健康な膝を取り戻すことができます。

モアレトポグラフィー

どちらの脚に負担がかかっているか調べます。ランナー膝の患者様は、ランナー膝側に重心をかけていることが多いので、重心異常の原因を調べて治療します。

サーモグラフィー

体の異常は温度分布に現れます。筋力の低下や関節炎を事前に調べて治療することで、ランナー膝をもとから治すことができます。

エコー

エコーを使って左右の筋繊維の太さの違いを調べます。何らかの原因で筋繊維が細くなると、関節の異常運動や代謝異常がでるので、細くなった筋肉を治療します。

原因を治療する

ランナー膝は、体の重心バランスの異常が原因で起こります。体の重心バランスを整えることで、膝にかかる負担を減らし、もとの機能を取り戻すことができます。

膝を治療する

鍼で筋肉や関節の柔らかさを取り戻すと、正しい重心バランスを取り戻すことができます。重心バランスの傾きが戻り、正しい筋肉の使い方ができると自然にランナー膝がもとに戻ります。合わせて、モアレ、サーモ、エコー検査で異常がでている範囲を治療することで膝の健康を取り戻します。

体の機能を整える

背骨に側弯があると、片側の脚に負担がかかるため軟骨を痛めたり、代謝が悪化したりします。重心バランスを整えることで健康な膝の関節を取り戻します。

鍼治療をすると、姿勢筋の緊張が取れて自然に重心がそろいます。両膝に均等に負担がかかるので、ランナー膝を防ぎます。

代謝の低い場所を探して、治療することで膝の正常な運動機能が戻ります。ランナー膝が起こりにくくなります。

痛みが強い時

大腿四頭筋の補強をすることで、腸脛靭帯・膝蓋腱・鵞足のバランスを整えてランナー膝を治すことができます。ランニング時に使用することで重心バランスが整い、膝の故障をしないフォームが身に付きます。膝サポーターは両膝につけます。

ランナー膝の予防

ランナー膝の悪化予防におすすめの膝サポーターです。長時間のランニング時に腸脛靭帯・膝蓋靭帯・鵞足にかかるすとれるを防止します。事前にランナー膝の痛みが強い時に使う膝サポーターとセットで使うと効果的にランナー膝を治すことができます。サポーターは両膝に使います。

膝の安静を保てる時

質の良い保温用のサポーターです。膝関節は体の中でも温度が低い部分で、負傷すると治りにくい関節です。膝を保温することで血液循環を改善して 治りやすい環境を作ります。サポーターは両膝に使います。

膝サポーターの効果

ランナー膝は着地時のストレスで腸脛靭帯・膝蓋腱・鵞足を痛める障害です。ランニングはジャンプと着地のれんぞくなので、着地時のフォーオムにより筋腱を痛めます。症状にあった膝サポーターを使って軽くランニングをすることで、靭帯に負担がかからない重心荷重になりランナー膝を治すことができます。膝サポーターの選び方でわからない時はご相談ください。

治療回数について

ランナー膝の炎症が引き始めるまでは、毎日の治療が必要です。
ランナー膝の炎症が引いた後は1週間に2～3回程度で治療をします。
14回の治療後に検査をして治療回数を決めていきます。

検査料

重心バランスや筋繊維の左右差を調べます。
初診時に3,850円～8,250円程度の検査費用がかかります。

鍼治療の費用

検査結果に合わせて、 ランナー膝の鍼治療・ 運動連鎖を整える鍼治療を組み合わせて行います。
※事前に治療見積もりを作成しますので、予算に合わせて治療範囲を決めることも可能です。

ランナー膝の鍼治療

膝蓋靭帯の回復を高める鍼治療です。
※1～5か所については保険が適用できるケースがあります。
※別途、1本26円の鍼材料費がかかります。

運動連鎖を整える治療費