間欠性跛行は、鍼治療で治りますか？

腰痛でやってはいけないこと

腹筋運動をすると腰痛悪化するので注意をしましょう。腹筋だけでなく、無酸素運動が入るジムでのトレーニングでも、原因不明の腰痛が悪化することが多いです。痛み止めを使って動くと腰痛が慢性化したり天候の変化でぎっくり腰を繰り返すようになるので注意をしましょう。

神経性の間欠性跛行とは？
一定の距離を歩くと、ふくらはぎなどにうずくような痛みやしびれ・疲労感があって歩くことができなくなります。しばらく休息すると症状はよくなりますが、また歩き続けると再び痛みだすという症状です。神経が原因の間欠性跛行と血管が原因の間欠性跛行があります。神経性の間欠性跛行は腰を曲げた状態で休むと回復が早い特徴があります。

症状
腰で神経を圧迫することで起こります。ぎっくり腰を繰り返したり椎間板ヘルニアを痛み止めで止めたりすると背骨が変形して脊髄神経を圧迫するようになります。神経の圧迫から逃げるように腰が徐々に曲がってきます。腰が曲がったままでの歩行では足に痛みが出ませんが、歩幅を大きくして歩こうとすると腰が反るために神経を圧迫して間欠性跛行が出ます。腰を曲げたままでシルバーカーを使って歩けば痛みがでません。糖尿病が有ると痛みが強くなります。

お薬での治療
血液循環を良くするお薬が出ます。痛みが強い時には神経ブロックをします。症状が悪化して足の動きが悪くなったり、おしっこがでなくなることがあったら手術療法へ進みます。

間欠性跛行の鍼治療
坐骨神経痛の治療をします。坐骨神経に鍼治療をすることで坐骨神経の血流を改善して、神経の治癒力を上げることができます。合わせて、背骨の関節の動きを治療することで狭窄部分に負担がかからなくなります。

血管性の間欠性跛行とは？
一定の距離を歩くと、ふくらはぎなどにうずくような痛みやしびれ・疲労感があって歩くことができなくなります。しばらく休息すると症状はよくなりますが、また歩き続けると再び痛みだすという症状です。神経が原因の間欠性跛行と血管が原因の間欠性跛行があります。血管が原因の間欠性跛行でや姿勢に関係なく休むことで状態が回復します。

症状
閉塞性動脈硬化症（末梢動脈疾患）という病気によるもので、脚の血管に動脈硬化が起こって血液の流れが悪くなります。通常歩くときには、脚の筋肉に安静時の10～20倍の血液を必要としますが、血流が悪いと筋肉に血液と酸素が十分にいきわたらず、筋肉が酸素不足をきたすことで脚に痛みが生じます。糖尿病が有ると症状が悪化します。

お薬での治療
血液をサラサラにするお薬、手・足の末梢の血流を改善するお薬、血栓を予防するお薬を使って脚の血流を改善します。

間欠性跛行の鍼治療
脚の姿勢筋に鍼治療をします。姿勢筋は脚の奥にあるのでマッサージでは刺激がとどきにくい部分です。姿勢筋の状態が改善すると筋肉ポンプの働きが活発になり、脚の血流が改善されるようになります。

モアレトポグラフィー
背骨の傾きを調べます。

背骨の傾きが大きくなると、腰に負担がかかり間欠性跛行が始まります。また、間欠性跛行が進行すると痛みから逃げるように背骨の傾きが大きくなります。どちらが先と言うわけでもなく繰り返して進行していきます。間欠性跛行の程度を知るには体の傾きを知ることが大切になります。体の傾きが無い状態で間欠性跛行を治すことができれば、安定して長距離を歩くことができるようになります。

間欠性跛行の原因までさかのぼって治療するために必要な検査です。

サーモグラフィー
体温の異常を探します。

筋力の低下や血液循環の異常は体温の異常として現れるので、全身の体温分布を調べることで、間欠性跛行の原因を探します。体温の異常部分を治療することで、筋肉ポンプの役割を取り戻しやすくなります。間欠性跛行の原因となる腰の症状や、血管の狭窄を原因までさかのぼって治療をすることができます。

衰えだした体の異常を早期に発見して、健康的な腰を取り戻すために必要な検査です。

エコー

筋繊維と血管の状態を調べます。

左右の筋繊維の萎縮を調べることで、脚の衰えが事前にわかります。また、左右の血流や血管内の血液の流れの速さを画像化することで血管の狭窄状態を把握できます。筋肉の萎縮の状態が血流異常を確認しながら治療をすることで間欠性跛行の改善状態を把握することができます。

体の内面を確認して、健康的な腰を取り戻すために必要な検査です。

原因を治療する

腰を治療する

身体のインナーマッスルを直接刺激して柔らかくします。固まった関節が柔らかくなるので腰の機能が戻ります。

腰の機能不全が長く続くと、その状態が正常だと脳が記憶するため、腰痛が治らなくなることが有ります。そう言った障害を総合的に治療できるのも鍼治療の特徴です。

体の機能を整える

身体のインナーマッスルを直接刺激して柔らかくします。固まった関節が柔らかくなるので腰の機能が戻ります。

腰の機能不全が長く続くと、その状態が正常だと脳が記憶するため、腰痛が治らなくなることが有ります。そう言った障害を総合的に治療できるのも鍼治療の特徴です。

鍼治療をすると、姿勢筋の緊張が取れて自然に重心がそろいます。体全体に均等に負担がかかるので、間欠性跛行を防ぎます。

青い部分がストレスで血流が悪い場所です。深部のコアな筋肉のけいれんがとれると、腰の血流が再開されます。関節が正常に動きだして腰痛が良くなります。
※手術後の腰痛が長く続くと、脳が痛みに対して過敏になって、 痛み止めの効かない腰痛になります。早い機会に鍼治療をすることがおすすめです。

間欠性跛行を治すコツ

痛いことはしない！

痛みは、体の警告藩のです。痛いことをすると脳も痛みに対して敏感になってさらに腰痛が悪化します。手術をした先生から、手術後はなんでもできると言われても、痛みがある場合は動作を中止して先生に相談しましょう。

手術後は、元の体ではない！

腰に異常のない人が、同じ腰の手術を受ければ必ず具合が悪くなります。手術は腰に異常を抱えた患者様が、手術をした場合と、しない場合とでどちらがメリットがあるかで決まります。元通りの体に戻るわけではないので、必ず、腰をかばい、しっかりしたリハビリをしましょう。

自然に歪みが整う

インナーマッスルの左右の緊張差がなくなると、自然に背骨が整います。インナーマッスルはマッサージの先生がマッサージをする筋肉下にたるので、鍼治療が効果的です。

腰痛ベルトの試着サービス

コルセットミュージアムで販売される腰痛ベルトはすべて試着可能です。メーカーごとにサイズ設定も違うので、検査診察の上、症状にあった腰痛ベルトの組み合わせを提案することや、試着してサイズ合わせをしていただくことができます。

腰痛ベルトの無料相談

遠方でご来院いただけない方は、メールで症状にあった腰痛ベルトをご紹介します。その際、手術後のレントゲンやMRIの画像を添付してもらえれば、効果的に症状にあった腰痛ベルトをご紹介できます。

原因不明の腰痛を治すコツ

痛いことはしない！

痛みは、体の警告反応です。痛いことをすると脳も痛みに対して敏感になってさらに腰痛が悪化します。腰痛を引き起こすような姿勢や動作は極力しないようにしましょう。

筋トレはしない！

腹筋が弱いと腰痛になるとか、背中とお腹の筋肉のバランスが悪いとか言う専門家が多いですが、筋トレをしても腰痛は治らないのでストレッチを主体にしましょう。無酸素運動も原因不明の腰痛を悪化させるので、まったりしたバランス運動をすることがおすすめです。