突発性難聴の鍼灸治療|埼玉から通院されて良くなった患者さん
当院について
長野県須坂市にある鍼灸整骨院です。当院は大学病院・総合病院の保険を使った標準治療で治らなかった突発性難聴の患者さん、その後、埼玉県の鍼灸院に通院しても改善しなかった突発性難聴の患者さんを専門に治療する鍼灸院です。
そのため、耳鼻科で行う検査(純音聴力検査〈オージオグラム〉、語音聴力検査〈スピーチオージオグラム〉、ティンパノメトリー、耳管機能検査、アブミ骨筋反射検査)をすべて行ったうえで、内耳への血流状態、ストレスの状態を検査し、治すためのデータを集めて鍼治療を行うことで成果を上げています。
2025年1月~2026年10月の間に、埼玉県から通院された患者さんは104名です。すべて埼玉でできる治療を済まされた、発症から1~3ヵ月経過した患者さんです。そのうち、88.5%に聴力・耳鳴り・耳閉感のいずれかの改善がありました。
症例1:【ホテルに連泊して集中治療】埼玉県 さいたま市 K.Sさん(55歳 女性)

現病歴
午後8時ごろ、耳が詰まった感じになる。年末で忙しく動いたためだと思い、早めに休んだそうです。翌日(12月30日)耳が全く聞こえていないのに気が付き、町のお医者さんでステロイドと紹介状をもらい、翌年のはじめ(1月4日)に大学病院に入院しました。
ステロイドと血液をサラサラにする薬、睡眠薬をもらったのですが、聴力が改善しないまま退院。鼓膜に注射して、ステロイドを入れる治療を提案されたのですが、そのまま鍼灸治療のために来院されました。
通院パターン
始めから、ホテルに連泊して3クール(1ヵ月)の治療を連続で受けられました。14回ごとの検査結果をご主人様も同席して確認し、今後の方針を相談しながら治療を進めました。
臨床経過
聴力検査では、来院時、全域でスケールアウトの状態でした。1クール終了後から、スケールアウトがなくなり、1ヵ月時点で、平均聴力(3分法)は30dBまで回復されました。なお、ステロイドの内服のあと入院してステロイドの点滴も受けられたので、不眠や、不安といったステロイドの副作用もありました。
サーモグラフィーで見ると、K.Sさんは体の表面温度が低下している状態だったので、ぬるめのお風呂にゆっくり入ることや宿泊先周りでのウォーキングも行ってもらいました。
鍼治療をすることで、聴力だけでなく、ステロイドの副作用である、不眠や不安も徐々に改善され体調も良くなっているとのことです。
また、スケールアウトの重症例でよくあることですが、反対側(健康側)の聴力の低下がみられることがあります。耳鼻科の保険診療では、25dB程度までは正常と判定されてしまうのですが、K.Sさんは反対側の耳の聴力も少し低下していたので、現在は、体調管理もふくめて月に2回の治療をされています。
Before

After

サーモグラフィー
Before

After

オージオグラム(純音聴力検査)
症例2:【新幹線を使って日帰り通院】埼玉県 さいたま市 S.Mさん(48歳 男性)

現病歴
午後4時ごろ、会社で仕事中に耳が詰まった感じになる。YouTubeで耳が詰まった時に行う、耳詰まりをよくする方法を試すも変化なく、徐々に耳鳴りが悪化しました。会社を早退して町の耳鼻科へ行った時には、大きな病院が良いと言われ、紹介状をもらって帰宅。
翌日、市内の総合病院に入院してステロイドの点滴を始めたころから、不眠が続くようになった。ステロイドが終了しても思ったように聴力が回復しなかったので、入院中に予約を取り、退院日の翌日から鍼治療を開始されました。
通院パターン
始めは3日間宿泊して、1日2回の集中治療を受けられました。その後は、仕事を休めないため、大宮~長野間を新幹線(約1時間)で、週末の午前中に日帰りで来院。一日2回ずつの治療を2クール(1クール14回)受けられました。
臨床経過
聴力検査では、平均聴力(3分法)は70dB、低音はスケールアウトの状態でした。お薬は、アデホスコーワとメチコバールを飲みながらの治療です。ステロイドの点滴後から不眠が始まるケースでは、自律神経に負担がかかっているのでその後の聴力の回復が遅れることが多くあります。平日はさいたま市の病院で高気圧酸素療法を続け、週末は当院に通院されていました。
サーモグラフィーで見ると、S.Mさんは体の表面温度が低下している状態でした。また、耳管機能の検査で、耳管が狭くなっていることがわかりました。耳管が狭いと、高気圧酸素療法で鼓膜に負担がかかります。そこで、突発性難聴の鍼治療に加えて、耳管機能の治療も行いました。
鍼治療をすることで平均聴力(3分法)で35dBまで回復し、不眠も解消して、音の方向性がわかるようになりました。耳閉感も徐々に改善しています。
反対側の耳の聴力も少し低下していたので、現在は、体調管理もふくめて月に1回の治療をされています。
Before

After

サーモグラフィー
Before

After

オージオグラム(純音聴力検査)
症例3:【旅館に連泊・集中治療】埼玉県 川口市 T.Sさん(55歳 女性)

現病歴
夜間、ひどい耳鳴りで目が覚めるも、そのまま睡眠。翌朝、耳詰まりがひどいため町の耳鼻科を受診するも、症状が強いためそのまま総合病院に行くように紹介状をもらう。左耳がほとんど聞こえない状態だったので、入院して点滴治療を開始しました。通院で、高気圧酸素療法をしようとしたのですが、耳が痛く断念。ご主人のすすめで鍼治療をすることになりました。
通院パターン
埼玉~長野間を自動車(高速利用)で2時間半ほどかけて、ご主人様と来院。ご主人はお仕事があるため、ご本人だけで近隣の旅館に宿泊して集中治療。旅館から当院へは無料送迎車を利用されました。
臨床経過
サーモグラフィーで見ると、ふくらはぎの温度が異常に低く、エコーでは椎骨動脈(内耳へ血液を送る動脈の大元)の血流も低下していました。ティンパノメトリーの検査をすると、山が左(マイナス側)にずれており、中耳の圧が下がっていました。耳鼻科の基準では「正常の範囲」と判定されます。こうした場合、高気圧酸素療法で耳の痛みが出ることがあります。
突発性難聴の鍼治療、自然治癒力を高める鍼治療、梗塞体質を改善する鍼治療を行いました。また、2クール目から音響療法(音の方向性やカクテルパーティー効果を改善するリハビリ)を行いました。
宿泊して2クールの治療をおこなった時点で、平均聴力(3分法)で30dB程度まで回復。耳鼻科では正常範囲と言われていましたが、反対側の耳の聴力も同じカーブで低下しており、こちらも回復しています。
現在は、月に1回、土曜にご夫婦で宿泊して鍼治療をされています。
Before

After

サーモグラフィー
Before

After

エコー(超音波検査)
Before

After

オージオグラム(純音聴力検査)
Before

After

ティンパノメトリー
症例4:【旅館に宿泊治療】埼玉県 所沢市 Y.Kさん(75歳 女性)

現病歴
左耳の突発性難聴。以前から右耳の聴力が低下していた。朝起きるとめまいが強かったため、救急車で病院へ搬送され、脳に異常がなかったので、そのまま耳鼻科に回され突発性難聴と診断されました。血糖値が高くステロイドが使えないとのことで、1週間程度で退院。その後、鍼治療のためご主人様と来院されました。ご主人は仕事があるためご本人だけが宿泊して集中治療をされました。
通院パターン
所沢~長野間を自動車(約2時間半)で、ご主人の運転で来院。1クール(14回)の治療を10日で済ませ、その後は、1週間自宅にもどり、また、1クール(14回)の治療を10日間で受けられました。
臨床経過
血糖値や血圧、コレステロールが高いケースでは、手足の血流を改善することで、聴力の回復が始まることが多いです。血糖値が高いと末梢の血流が低下するので内耳の血流も低下して、突発性難聴が重症化しやすくなります。初診時の検査結果の説明で、これまでの不定愁訴や頭痛、手足のしびれを放置した結果、突発性難聴になったことに納得されました。その後、自律神経の治療、聴力を回復させる治療、リハビリをすることで徐々に聴力が回復し、平均聴力(3分法)で30dBまで戻りました。
ご主人様と旅行をされることが趣味で、気圧の変化で悪化することを心配されていましたが、飛行機や新幹線での旅行もできています。いまは、体調管理のため、1ヵ月に1回新幹線を利用して日帰り通院をされています。
Before

After

オージオグラム(純音聴力検査)
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当院について
森上鍼灸整骨院
院長 吉池 弘明
森上鍼灸治療では、西洋医学の代替医療として鍼灸治療に取り組んでいます。 顔面神経麻痺や突発性難聴の患者様には、臨床経験20年以上の鍼灸師がチームを組んで治療にあたります。
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