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お薬で効果がなかったら早めに鍼治療をしましょう

ベーカー嚢腫の鍼治療

鍼灸師・柔道整復師 吉池 加奈

更新 2026.08.31

音声で解説!
ベーカー嚢腫は鍼で良くなるか?

膝裏のぽっこりとした腫れ。何度注射器で水を抜いても、数週間でまた溜まってしまう。それがベーカー嚢腫です。

水が溜まる本当の原因は膝の裏ではなく膝関節の内部にあり、その引き金は足首や股関節のサボりからくる運動連鎖の崩れです。

この音声では、なぜ水抜きだけでは根本解決にならないのかを解き明かし、サーモグラフィ・モアレトポグラフィによる可視化と、ヒンジ付きサポーター+鍼治療を組み合わせた当院独自のアプローチを解説します。

※出典1 BRAIN and NERVE Vol.76 No.11(特集:ALS 2024 ALSの今日と明日) 医学書院
※出典2 Monthly Book Orthopaedics Vol.33 No.9(特集:外来でよく診る膝疾患) 全日本病院出版会
※出典3 Monthly Book Orthopaedics Vol.33 No.7(特集:外来で役立つ骨・軟部腫瘍の基礎知識) 全日本病院出版会
※出典4 エキスパートの手元がみえる!血管エコー 羊土社
※出典5 森上鍼灸整骨院 40年の臨床経験

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ベーカー嚢腫は、鍼治療で治りますか?

ベーカー嚢腫は、鍼治療で治りますか?長野県 A.S.さん

「以前から膝の変形で整形外科に通院しています。」

この頃、膝裏がコブのように腫れて、先生に穿刺して水を抜いてもらって、もすぐ溜まるようになりました。穿刺はとても痛いので、もう水を抜きなくないです。

お医者さんは、破裂することもあるので、手術を勧めていますが、ネットでは手術後に悪化することもあるそうなので、心配しています。

膝サポーターや鍼治療でベーカー嚢腫はなおりますか?

長野県 A.S.さん

膝の変形から始まるベーカー嚢腫は、水を抜いても再発することが多いです。

注射で水を抜くと腫れはすぐになくなりますが、原因を治さないとまたすぐに水が溜まり徐々に習慣になることが多いです。

ベーカー嚢腫の手術は、再発するのであまり勧めない整形の先生も多いです。当院でも手術後に症状が悪化して来院される方が多いので、手術は最後の手段として現時点でできる治療をするようにおすすめしています。

私たちは40年前から、ベーカー嚢腫の鍼治療に取り組んできました。

その中で、整形外科の穿刺や除去手術で良くならなかったベーカー嚢腫を改善させるための気づきを、音声と本文で解説しています。

柔道整復師・鍼灸師 吉池 加奈

  • この記事の執筆者

    森上鍼灸整骨院 柔道整復師・鍼灸師 吉池 加奈

    私が書きました

    森上鍼灸整骨院 柔道整復師・鍼灸師 吉池 加奈

    各国の民間医療を学ぶ。特に、韓国での美容産業と技術に特化。帰国後は森上鍼灸整骨院の蔵書を読破する。鍼灸学校卒業後はコルセットミュージアムにて全国の患者さん2000人とリモート相談をする。専門は膝の鍼灸治療、美容鍼。悩みは外国人には気にされない活舌の悪さ。愛車はルノー1100。

  • こんな症状はありませんか?

    見逃すと、進行するサインかも。

    ベーカー嚢腫の症状で悩む方

    膝裏の腫れや痛みを放置すると、日常生活に支障をきたす可能性があります。特に、膝を曲げ伸ばしする際の違和感や痛みが続く場合は、症状が進行しているサインかもしれません。気になる症状がある場合は早めに対処しましょう。

    注意すべき症状

    • 膝裏に腫れや痛みを感じる。
    • 膝を曲げたり伸ばしたりするのがつらい。
    • 膝の裏にゴリゴリした違和感がある。
    • 階段の上り下りが苦痛に感じる。
    • 長時間歩くと膝裏に疲労感が出る。
  • ベーカー嚢腫の鍼治療

    血流と炎症、鍼で何が変わる?

    ベーカー嚢腫に鍼治療は効果があるのか?

    サポーター併用で、再発も防ぐ。

    ベーカー嚢腫に対する鍼治療は、膝裏の血流を改善し、炎症を抑えることで嚢腫の縮小を目指す効果が期待できます。鍼治療を行うことで、膝関節の状態を整え、膝裏の腫れや痛みの緩和をサポートします。また、膝サポーターの併用により膝への負担を軽減し、再発を防ぐことも可能です。

    ベーカー嚢腫を改善する鍼治療

    【膝裏の腫れを和らげる鍼治療】

    膝裏の炎症を鎮める鍼治療

    ベーカー嚢腫の主な原因は、膝関節内の炎症です。鍼治療は、炎症を抑えながら膝裏や周辺の血流を促進し、膝関節の自然な機能回復をサポートします。また、膝裏だけでなく股関節や足首の柔軟性も改善することで、運動連鎖を整えて膝への負担を軽減します。

    ベーカー嚢腫が起こりやすい方へのアプローチ

    体重が増加している方や筋力が低下している方には、保存療法として鍼治療が効果的です。特に、滑液の質を改善することで膝裏の腫れが自然に引き、膝関節の変形や症状の進行を防ぐことを目指しています。ご高齢の方や運動習慣がある方にも、安全かつ効果的な治療法として注目されています。

    ベーカー嚢腫と鍼治療

    サーモグラフィで、色が変わる。

    鍼治療による改善

    鍼治療を行うことで、滑液の過剰分泌を抑え、膝裏の腫れや痛みを軽減します。膝裏の状態を改善することで、炎症を引き起こす要因を取り除き、自然治癒力を高めます。また、膝サポーターを使用することで、日常生活での膝の負担を軽減し、症状の進行を防ぎます。

    治療前

    ベーカー嚢腫|治療前、膝裏の炎症が確認できる膝のサーモグラフィの様子

    治療後

    ベーカー嚢腫|治療後、膝裏の炎症がおさまったことが確認できる膝のサーモグラフィの様子

    【ベーカー嚢腫の患者さんのサーモグラフィ】

    炎症がある箇所は"赤く"映り、血流改善後は"緑色"に近い色になります。

    膝への負担を軽減する

    ベーカー嚢腫の症状は、体の重心バランスが崩れたり、股関節や足関節の動きが硬くなることが原因になる場合があります。鍼治療を通じて体全体の動きを整え、膝への負担を軽減することが重要です。併用するサポーターも効果的で、膝に均等な負荷をかけることで症状の悪化を防ぎます。

    治療前

    ベーカー嚢腫|治療前のモアレトポグラフィ検査で、重心バランスが崩れている様子

    治療後

    ベーカー嚢腫|治療後のモアレトポグラフィ検査で、重心バランスが整った様子

    【ベーカー嚢腫の患者さんのモアレトポグラフィ】

    中央の白いラインに体の中心が揃い、バランスが改善されているのがわかります。

  • 膝サポーターを併用した治療

    固定用・リハビリ用・予防用、使い分けます。

    膝サポーターを使ったベーカー嚢腫の治療

    膝の安定が、嚢腫の縮小を後押し。

    膝サポーターを活用し、ベーカー嚢腫の症状である膝裏の腫れや痛みを軽減するとともに、膝への負担を減らす治療を行っています。症状に応じてサポーターの強度を調整し、膝関節の安定を図ることで、炎症を抑え、嚢腫の縮小をサポートします。

    サポーターで膝の動きを整える

    固定・リハビリ・予防、3つの色分け。

    当院では、ベーカー嚢腫の症状に対応するため、市販の膝サポーターを固定用リハビリ用予防用に分類しています。膝の状態に合わせた最適なサポーターを提案し、左右のバランスを整えることで膝裏の腫れや炎症を軽減します。

    急性期や腫れが強い時には患側に固定用を使用して膝を安定させます。
    回復期には患側にリハビリ用を装着し、嚢腫の再発を防ぎます。
    健側には予防用を使い、膝全体のバランスを整えることで、さらなる負担を軽減します。

    これにより膝の動きをスムーズにし、ベーカー嚢腫が再発しにくい状態を維持できます。膝裏に違和感や腫れがある場合は、早めに当院までご相談ください。

    【ベーカー嚢腫治療での補強テープ使用例】

    強度が足りない場合はサポーターの下に補強テープを貼ります。

    ベーカー嚢腫の改善を助けるおすすめの膝サポーター

    歩く量で、選び方が変わります。

    歩くことが多いとき

    エクスエイドニーライトスポーツ3

    膝をしっかり固定して負担を抑えます。歩くことが多いときにおすすめです。

    歩くことが少ないとき

    膝裏クロスXG

    膝裏を適度に圧迫して悪化を防ぎます。歩くことが少ないときにおすすめです。

    安静を保てるとき

    発熱ウォーマーひざ用

    膝を保温して血流をサポートします。安静を保てるときにおすすめです。

    膝裏を優しく圧迫する膝サポーターは、ベーカー嚢腫に適度な圧力をかけることで、慢性化を防ぐ効果が期待できます。膝サポーターは左右両方に装着することで、膝全体のバランスを保つことが大切です。

    さらに、保温性に優れたサポーターを使うことで、膝関節の血流を改善して回復を早める環境を整えます。膝関節は体の中でも冷えやすいので、ケガをした際には治りにくい部位です。保温をしっかり行うことで、自然治癒力を高めることができます。

    膝に水が溜まるのは、膝を保護するために滑液が過剰に分泌されている状態です。適切なサポーターを使用して軟骨を守ることで、自然と水が引いていきます。副作用がなく、根本原因の治療にもつながる効果的な方法です。膝サポーターの選び方でお悩みの際は、ぜひご相談ください。

    あなたにピッタリの膝サポーターが見つかる!コルセットミュージアム
  • 当院独自の検査

    MRIとは違う、3つの検査。

    • 炎症や血流の状態を検査する

      ベーカー嚢腫の検査

      ベーカー嚢腫は、膝関節内の炎症が原因となることが多いです。体表温度の左右差を測定し、膝周辺の血流や炎症状態を把握することで、的確な鍼治療を進めます。

    • 膝の重心バランスを検査する

      膝のバランス検査

      膝の重心バランスが崩れると、ベーカー嚢腫の症状が悪化する原因になります。体全体の姿勢や重心バランスを確認し、原因筋を特定しながら鍼治療を進めます。

    • 膝関節内の状態を検査する

      膝のエコー検査

      エコー検査を使用して、膝関節内の状態を詳細に確認します。滑液の溜まり具合や炎症の範囲を把握し、鍼治療の効果を最大限引き出すための治療方針を立てます。

    • 検査結果に基づいた鍼治療

      ベーカー嚢腫の鍼治療風景

      検査結果を基に、的確なツボを鍼で刺激していきます。これにより、膝の血流改善や炎症の抑制を目指し、より効果的な治療が可能です。

  • 治療費

    「治療A」と「治療B」、何が違う?

    治療回数について

    14回1クールが目安です。

    14回をワンクールとして治療を続けて検査を行います。
    一日に複数回治療をすることも可能です。
    ワンクールの治療を行った後、再度検査を行ってその後の治療間隔を決定します。

    検査料

    左右差を、数字で確認します。

    重心バランスや筋繊維の左右差を調べます。
    初診時に4,000円~15,000円程度の検査費用がかかります。

    鍼治療の費用

    予算に合わせた組み合わせも可能。

    検査結果に合わせて、ベーカー嚢腫の鍼治療A・Bを組み合わせて行います。
    ※事前に治療見積もりを作成しますので、予算に合わせて治療範囲を決めることも可能です。
    ※平日13時以降、土曜、日曜、祝日は初診時のみ、検査費用と治療費が1.5倍になります。

    ベーカー嚢腫の鍼治療 A

    膝関節内の栄養状態を改善して膝の自然治癒力を高める鍼治療Aの治療範囲
    治療範囲
    ベーカー嚢腫の治療費
    初診料704円
    1部位~5部位704円
    6部位以降352円

    膝関節内の栄養を良くする鍼治療です。
    ※1~5部位については保険が適用できるケースがあります。
    ※3部位まで、明らかな外傷の場合に整骨院の保険が使えます。
    ※2部位までは、慢性的なカラダの痛みがあり、医師による妥当な治療手段がない場合に使用できます。(※医師の診断書が必要です。)
    ※正座のための運動療法には704円の費用がかかります。
    ※別途、1本30円の鍼材料費がかかります。

    ベーカー嚢腫の鍼治療 B

    体の運動連鎖を整え、膝に負担がかからない動きを取り戻す鍼治療Bの治療範囲
    治療範囲
    関節の運動連鎖を整える鍼治療
    初診料704円
    1部位352円
    リハビリ3,630円

    膝に負担がかからない動きを取り戻す鍼治療です
    鍼治療で深部の姿勢筋を刺激した後、30分以内のリハビリが効果的です。
    ※別途、1本30円の鍼材料費がかかります。

  • ベーカー嚢腫の鍼治療は当院にお任せください

    日常生活の快適さを取り戻す鍼治療です

    当院に通院されている患者さんの多くは、膝の腫れや痛みが日常生活に支障をきたし、できるだけ早く症状を改善したいと考えていらっしゃいます。

    鍼治療とリハビリの併用により、膝の血流を改善し炎症を抑えることで、多くの患者さんが症状の緩和を実感されています。

    当院では、患者さん一人ひとりの状態に合わせた最適な治療プランを提供し、膝の健康を取り戻すお手伝いを全力でさせていただきます。ぜひお気軽にご相談ください。

  • 参考文献

    • 膝関節外科学南江堂
    • 膝の痛みと機能障害医歯薬出版
    • ひざの名医15人が教える最高の治し方大全/専門医が本音で回答文響社

ベーカー嚢腫の鍼灸外来

膝裏の腫れや痛みを改善するため、ベーカー嚢腫の原因を徹底的に調べ、患者さん一人ひとりに合った鍼治療を行っています。

森上鍼灸整骨院スタッフ集合写真

ベーカー嚢腫は、膝裏の炎症や負担が原因で起こる腫れや痛みを伴う症状です。当院独自の検査で症状の原因を特定し、鍼治療を通じて炎症を抑えて膝の裏の違和感を和らげる治療を提供しています。

ベーカー嚢腫でお悩みの方は、ぜひ当院の無料相談をご利用ください。症状改善のための最適な治療プランを、患者さんの状態に合わせてご提案いたします。