お薬で効果が無かったら
早めに鍼治療をしましょう

お薬で効果がなかったら早めに鍼治療をしましょう

パーキンソン病の症状

パーキンソン病の症状について説明する副院長 吉池 美奈子

●更新 2025.01.28

パーキンソン病の症状について教えてください。

パーキンソン病の症状について教えてください。愛知県 H.T.さん

おかげさまでだいぶ調子が良いですが、パーキンソン病は進行性の難病だと聞いています。注意した方が良い症状について教えてもらえますか?

愛知県 H.T.さん

自律神経の症状が悪化すると、進行が早まるので注意しましょう。

また、副作用によりお薬が服用できなくなることも、パーキンソン病の症状が進行する要因になることが多いので、鍼治療で症状の軽減をはかったり、自律神経調整をおこなったりすると効果的です。

副院長 吉池 美奈子

パーキンソン病の症状

悪化する症状を見逃さないようにしましょう!

パーキンソン病では、おおまかに体の動きの症状(運動症状)と、それ以外の自律神経障害などの症状(非運動症状)が起こります。

進行性の難病ですが、進行具合には大きく個人差があり、お薬による副作用や自律神経障害の治療を早めにおこなうと、進行を遅くするのに役立ちます。

  • パーキンソン病の症状とは

    姿勢が保持できなくなったり、感情表現が乏しくなったりします。

    副院長 吉池 美奈子

    症状が進行する過程

    初めは安静時に指が震えだし、動かそうとすると震えが止まります。その後は両手・両脚・体幹まで症状が広がるころには、体が傾いて姿勢が保てなくなったり、表情が乏しくなったりします。

    また、自律神経症状(排尿障害や立ちくらみなど)が悪化すると、進行が早くなることが多いため注意が必要です。

  • 運動症状

    素早く動けない(無動)・体がこわばる(筋硬直)・じっとしていると震える(静止時振戦)・転びやすい(姿勢反射障害)などの運動失調があらわれます。

    副院長 吉池 美奈子

    運動ができなくなる

    文字が書けなくなるなどの小さい動きから、歩き始めに足が前に出なくなるなどの大きい動きまで、さまざまな運動失調があらわれます。また、バランスがとれなくなるため、バンザイや後ずさりなどもできなくなります。

    その他には、声を出すときに使われる筋肉もこわばるので、話しづらくなったり大きい声が出づらくなったりします。

  • 非運動症状

    食後のめまいや失神(自律神経失調)・物事を計画的にできない(認知症)・匂いが分からない(嗅覚障害)・不眠や睡眠時の異常行動などがあらわれます。

    副院長 吉池 美奈子

    精神症状が起こる

    うつや不安症、食事の後やお風呂で低血圧を起こし気を失うことなどの自律神経障害があらわれます。※排尿障害(おねしょをするようになる等)があると、急激に症状が進むことが多いため注意が必要です。

  • お薬の副作用

    ジスキネジアや幻覚などが現れることが多いです。

    副院長 吉池 美奈子

    ジスキネジア・幻覚・ジストニア

    お医者さんのパーキンソン病治療では、L-ドパとドパミンアゴニストを中心に複数の薬剤を組み合わせますが、お薬の効き目がきれると動けなくなることや、副作用で不随意運動(ジスキネジア)が現れることがあります。

    また、幻覚と抑うつ状態に悩まされる患者さんも少なくないので、異変を感じたらすぐにお医者さんに相談しましょう。

    鍼で視床下部を刺激すると、自律神経失調の緩和ウェアリングオフ現象の予防首が前に出るジストニアの改善に効果的なので、鍼治療もお早めにご検討ください。

  • 著者情報

    副院長 吉池 美奈子

    私が書きました

    副院長 吉池 美奈子

    実家は宮崎の名門鍼灸院。患者さんとスタッフへの配慮、院長のサポートを常に欠かさない面倒見の良い二児の母。自らがジストニアを経験したことから、神経内科の鍼治療を中心に取り組み、患者さんとご家族の双方に寄り添った治療の提案を心がけている。座右の銘は、「一番患者さんの役に立つ人間になる」。