お薬で効果が無かったら
早めに鍼治療をしましょう

お薬で効果がなかったら早めに鍼治療をしましょう

パーキンソン病の症状

パーキンソン病の症状を説明する副院長 吉池 美奈子

更新/2025.01.13

パーキンソン病で注意が必要な症状について教えてください。

パーキンソン病の症状について教えてください。愛知県 H.T.さん

おかげさまでだいぶ調子が良いです。 ただ、進行性の難病だと聞いています。 今後、起こることや、注意した方が良い症状について教えてもらえますか?

愛知県 H.T.さん

自律神経の症状が悪化すると、パーキンソン病の進行が早まるので注意をしましょう。

パーキンソン病そのものの症状と、お薬の副作用が原因の症状があります。お薬の副作用が原因の症状はパーキンソン病の症状ではないのですが、副作用が原因でお薬が使えなくなるとパーキンソン病の進行が早まるので注意が必要です。そんな時は、鍼治療を併用するのも効果的です。

副院長 吉池 美奈子

パーキンソン病の鍼治療に取り組む副院長 吉池 美奈子

私が書きました

森上鍼灸整骨院 副院長 吉池 美奈子

実家は宮崎の名門鍼灸院。患者さんとスタッフへの配慮、院長のサポートを常に欠かさない面倒見の良い二児の母。自らがジストニアを経験したことから、神経内科の鍼治療を中心に取り組み、患者さんとご家族の双方に寄り添った治療の提案を心がけている。座右の銘は、「1番患者さんの役に立つ人間になる」。

パーキンソン病の初期症状

悪化する症状を見逃さないようにしましょう!

大まかにカラダの動きの症状(運動症状)と、それ以外の自律神経障害などの症状(非運動症状)が起こります。それ以上に大切なのがお薬の副作用による症状です。お薬の副作用が出だすと症状の進行が早まることが多いです。

  • パーキンソン病の進行

    震えが片側の手足から始まって両手足に広がります。その後、カラダが傾き姿勢を保てなくなります。

    副院長 吉池 美奈子

    症状が進行する過程

    初めは安静時の指の震えが多いです。動かそうとすると震えが止まります。その後、両手、両脚、体幹まで症状が広がる時には姿勢が保てなくなります。

    運動機能の他、自律神経に症状が出だします。また、ドパミンの量が少なくなると感情の表現ができなくなったり、意欲がなくなりうつ状態になることも多いです。

  • 運動症状

    素早く動けない(無道)・カラダがこわばる(筋硬直)・じっとしていると震える(静止時振戦)・転びやすい(姿勢反射障害)が起こります。

    副院長 吉池 美奈子

    運動ができなくなる

    歩き初めに足が前に出なくなります。手を降って歩けなくなります。その結果、首が前に出るジストニアが起こるので、脳の血流が悪化することが多いです。また、字をかけなくなったり、話せなくなったり、顔の表情がなくなったりします。

    バランスがとれなくなるので、万歳ができなくなります。後ずさりもできなくなります。鍼治療後に、そういった症状をリハビリをするとパーキンソン病が改善していくことが多いです。

  • 非運動症状

    食後のめまいや失神(自律神経失調)・物事を計画的にできなくなる(認知症)・匂いが分からない(臭覚障害)・不眠や睡眠時の異常行動が起こります。

    副院長 吉池 美奈子

    精神症状がおこります。

    うつや不安症になることが多いです。食事の後に元気がなくなったり気を失うことがあります。お風呂で気を失うことやおねしょをするようになると急激に症状が進みだすので注意が必要です。

  • お薬の副作用

    パーキンソン病はお薬での治療がメインとなりますが、副作用が強く出るため、この頃では鍼治療をされる方が多いです。

    副院長 吉池 美奈子

    ジストニアに悩まれる方が多いです。

    L-ドパとドパミンアゴニストを中心に、複数の薬剤を組み合わせて治療します。患者さんの中には、お薬が切れる時間が短くなりジストニアの症状に悩まれる方が多いです。性欲が強くなったり、賭け事をしたくなったりします。精神的に切れやすくなったり、見えないものが見えることに悩まれたりすることが多いです。こうした症状が出だすとパーキンソン病が進行しやすいので注意が必要です。お医者さんに相談するようにしましょう。

  • 「パーキンソン病の注意すべきサインとは?」

    知っておきたい全てを徹底解説!

    パーキンソン病は早期発見が鍵となる病気です。その初期症状は微妙で、日常生活の中で見逃されがちです。この病気は神経系に影響を与え、時間とともに進行するため、早期のサインに気づくことが重要です。たとえば、わずかな手の震えや、動作の遅さ、バランスの乱れなど、これらは初期の警告信号かもしれません。

    また、情緒面での変化や嗅覚の低下も見逃せません。これらの症状を理解し、注意深く観察することで、迅速な診断と治療が可能になります。本記事では、パーキンソン病の初期症状について詳しく解説し、どのようにして早期に見分けられるかを探ります。健康な未来のために、見逃さない努力を始めましょう。

    パーキンソン病とは?

    パーキンソン病は、主に中脳の黒質と呼ばれる部分の神経細胞が減少することによって引き起こされる神経変性疾患です。この病気は運動機能に影響を与え、震えや筋肉の硬直、動作の遅延などの症状を引き起こします。これらの症状は、患者さんの日常生活に大きな支障をきたすことがあります。

    パーキンソン病は、主に高齢者に発症することが多いものの、若年層においても発症するケースがあります。病気の進行はゆっくりで、初期の段階では症状が軽微であるため、見逃されることが少なくありません。しかし、早期に発見し、適切な治療を受けることができれば、症状の進行を遅らせることが可能です。

    この病気の原因は完全には解明されていませんが、遺伝的要因や環境要因が関与していると考えられています。病気の進行を遅らせるためには、初期症状に注意を払い、早期に医療機関を受診することが重要です。

    パーキンソン病の原因とリスク要因

    パーキンソン病の原因は完全には明らかにされていませんが、いくつかの要因が関与していると考えられています。遺伝的要因としては、特定の遺伝子変異がパーキンソン病の発症リスクを高めることが知られています。特に、家族内に同じ病気を持つ人がいる場合、そのリスクは高まります。

    一方、環境要因も重要な役割を果たしています。例えば、農薬や除草剤などの化学物質に長期間さらされることが、パーキンソン病のリスクを高めるとされています。また、重金属や有機溶剤への曝露も、発症リスクを増大させる可能性があると言われています。

    加齢も大きなリスク要因の一つです。年齢を重ねるごとに、パーキンソン病の発症リスクは増加します。これは、年齢とともに脳内の神経細胞が減少しやすくなるためと考えられています。このように、遺伝的要因と環境要因、そして加齢が複合的に影響し、パーキンソン病の発症につながるのです。

    初期症状の概要

    パーキンソン病の初期症状は非常に微妙であり、見逃されがちです。多くの場合、症状は片側の手や足から始まり、その後徐々に広がっていきます。初期には、手や指がわずかに震える「安静時振戦」が見られることがあります。これは、特に手を使っていない時に顕著です。

    また、筋肉の硬直やこわばりも初期症状の一つです。これにより、動作がぎこちなくなり、日常生活の中で不便を感じることがあります。例えば、歩行時に足がもつれやすくなったり、体のバランスを崩しやすくなることがあります。

    さらに、動作の遅延や、動きの開始が遅れる「運動低下」も初期症状として現れます。これにより、自分の意志でスムーズに動作を行うことが難しくなり、日常の行動が制限されることがあります。これらの症状を早期に認識し、医療機関で診断を受けることが重要です。

    注意すべき具体的な初期症状

    パーキンソン病の初期症状には、いくつかの具体的なサインがあります。まず、手や指のわずかな震えは非常に典型的な初期症状です。特に安静時に震えが見られることが多く、これが日常生活に支障をきたすことがあります。例えば、コップを持つ際に手が震えてこぼしてしまうことがあります。

    次に、筋肉の硬直やこわばりは、動作のぎこちなさを引き起こします。これにより、日常の動作が遅くなり、体が思うように動かせなくなることがあります。特に朝起きたときに体が固まっている感覚が強く、動き出すまでに時間がかかることがあります。

    また、バランス感覚の低下も注意すべき初期症状です。歩行中にふらついたり、突然転倒しやすくなることがあります。これにより、外出が不安になり、活動範囲が制限されることがあります。これらの症状に気づいたら、早めに専門医の診断を受けることが大切です。

    初期症状の進行と変化

    パーキンソン病の初期症状は時間とともに進行し、変化していきます。初期には片側の手や足に限られていた症状が、徐々に全身に広がっていくことがあります。また、症状の頻度や強度も増していき、日常生活に大きな支障をきたすようになります。

    震えや筋肉の硬直が進行すると、日常の動作がさらに困難になります。例えば、食事や着替え、入浴などの基本的な動作がスムーズに行えなくなります。また、歩行が不安定になり、転倒のリスクが高まります。これにより、介護が必要になる場合もあります。

    さらに、情緒面での変化も現れやすくなります。うつ病や不安症が併発することがあり、精神的なサポートが必要になることがあります。このような進行と変化を理解し、早期に対策を講じることで、症状の進行を遅らせ、生活の質を維持することが可能です。

    診断方法と検査

    パーキンソン病の診断は、主に臨床診断と画像診断を組み合わせて行われます。まず、医師は患者さんの症状や病歴を詳しく聞き取り、身体検査を行います。特に、震えや筋肉の硬直、動作の遅延などの症状があるかどうかを確認します。

    次に、画像診断として、MRI(磁気共鳴画像法)やCT(コンピュータ断層撮影)が用いられます。これにより、脳の構造を詳細に観察し、他の神経変性疾患との鑑別を行います。また、DATスキャン(ドーパミントランスポーターシンチグラフィー)と呼ばれる特定の検査が行われることもあります。これは、ドーパミンの取り込み機能を評価するための検査です。

    さらに、血液検査や尿検査も行われることがあります。これにより、他の疾患の可能性を排除し、総合的な健康状態を確認します。これらの診断方法と検査を組み合わせることで、パーキンソン病の正確な診断が可能となります。

    パーキンソン病の治療法

    パーキンソン病の治療法は、症状の進行を遅らせ、患者さんの生活の質を向上させることを目的としています。主な治療法としては、薬物療法、外科的治療、リハビリテーションが挙げられます。

    薬物療法では、ドーパミンを補充する薬剤や、ドーパミンの作用を増強する薬剤が用いられます。これにより、症状の緩和が期待されます。具体的には、レボドパやドーパミンアゴニストが一般的に使用される薬剤です。また、MAO-B阻害薬やCOMT阻害薬も補助的に使用されることがあります。

    外科的治療としては、脳深部刺激療法(DBS)が行われることがあります。これは、脳の特定の部位に電極を埋め込み、電気刺激を与えることで症状を緩和する方法です。この治療法は、薬物療法では十分な効果が得られない場合に適用されることが多いです。

    リハビリテーションも重要な治療法の一つです。理学療法や作業療法を通じて、筋力やバランス感覚の維持、向上を図ります。また、言語療法を行うことで、発話や嚥下機能の改善を目指すこともあります。

    生活習慣の改善と予防策

    パーキンソン病の進行を遅らせるためには、生活習慣の改善が重要です。まず、バランスの取れた食事を心がけることが大切です。特に、抗酸化物質を多く含む食材や、ビタミンE、Cを豊富に摂取することで、神経細胞の保護に役立つとされています。

    次に、定期的な運動を取り入れることが推奨されます。ウォーキングやヨガ、太極拳などの軽い運動は、筋力やバランス感覚の維持に効果的です。また、ストレッチや体操を日常的に行うことで、筋肉の柔軟性を保つことができます。

    さらに、ストレスの管理も重要です。ストレスは症状を悪化させる可能性があるため、リラクゼーション法を取り入れることが推奨されます。例えば、瞑想や深呼吸、趣味の時間を持つことで、心身のリラックスを図ることができます。これにより、パーキンソン病の進行を遅らせ、生活の質を向上させることができます。

    支援団体とリソース

    パーキンソン病の患者さんやその家族にとって、支援団体やリソースの活用は非常に重要です。日本には、パーキンソン病の患者支援団体がいくつか存在し、情報提供や相談窓口を設けています。これにより、患者さんや家族は適切な情報を得ることができ、安心して治療に取り組むことができます。

    また、患者さん同士の交流の場も提供されています。これにより、同じ病気を持つ人々と情報交換を行い、励まし合うことができます。例えば、定期的な交流会やセミナーが開催されており、専門家による講義も行われることがあります。

    さらに、オンラインでの情報提供も充実しており、インターネットを通じて最新의 治療法や研究成果に関する情報を得ることができます。これにより、患者さんや家族は自己管理や治療選択についての知識を深めることができ、より良い生活を送るための参考にすることができます。

    まとめと今後の展望

    パーキンソン病は、早期発見と適切な治療が鍵となる病気です。初期症状は微妙で見逃されがちですが、手の震えや筋肉の硬直、動作の遅延などのサインに注意を払うことが重要です。これらの症状を早期に認識し、医療機関で診断を受けることで、症状の進行を遅らせることが可能です。

    また、治療法としては薬物療法や外科的治療、リハビリテーションがあり、生活習慣の改善も重要です。バランスの取れた食事や定期的な運動、ストレス管理を行うことで、病気の進行を抑え、生活の質を向上させることができます。

    さらに、支援団体やリソースを活用することで、患者さんや家族は適切な情報を得ることができ、安心して治療に取り組むことができます。今後も、パーキンソン病に関する研究が進み、新たな治療法や予防策が開発されることが期待されます。健康な未来のために、早期発見と対策を心がけましょう。

パーキンソン病の鍼灸外来

お医者さんとは違った角度から検査をして鍼治療に活かしています。

  • カラダの傾きを検査する

    パーキンソン病の検査

    パーキンソン病では、カラダの傾きが大きくなるほど症状が進みやすいので、カラダの傾きを検査します。傾く原因を作っている姿勢筋を確認しながら鍼治療を進めます。

  • 自律神経の状態を検査する

    パーキンソン病の検査

    パーキンソン病では、症状が悪化する前に自律神経のバランスを崩すことが多いです。自律神経中枢の障害は体表温度に現れるので、体温から悪化の予兆を調べて鍼治療を進めます。

  • 脳への血流を検査する

    パーキンソン病の検査

    パーキンソン病が進行する方は脳への血流が悪化していることが多いです。寝ている状態と起きている状態では血流が変化するので、日常生活で一番多い姿勢で脳への血流状態を調べて鍼治療を進めます。

  • 検査結果に合わせてツボを刺激

    パーキンソン病の鍼治療風景

    検査の結果に合わせて、的確なツボを鍼で刺激していくので、よりパーキンソン病の回復が高まる鍼治療が可能です。