体調不良でいろいろな病院にかかり、最後はパーキンソン病といわれました。健康には人一倍気を付けていたつもりだったのですが…。パーキンソン病はどんなことが原因でおこりますか?
パーキンソン病は、脳に「アルファ シヌクレイン」というタンパク質が溜まることで起こります。
アルファシヌクレインが、脳幹(黒質)に溜まるとドパミンを作る神経が徐々に死滅し、ドパミン不足でパーキンソン病が発症します。
また、溜まる場所と量により、パーキンソン病・多系統萎縮症・レビー小体型認知症が発症することが分かっています。
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パーキンソン病の原因

更新 2026.08.24

体調不良でいろいろな病院にかかり、最後はパーキンソン病といわれました。健康には人一倍気を付けていたつもりだったのですが…。パーキンソン病はどんなことが原因でおこりますか?
パーキンソン病は、脳に「アルファ シヌクレイン」というタンパク質が溜まることで起こります。
アルファシヌクレインが、脳幹(黒質)に溜まるとドパミンを作る神経が徐々に死滅し、ドパミン不足でパーキンソン病が発症します。
また、溜まる場所と量により、パーキンソン病・多系統萎縮症・レビー小体型認知症が発症することが分かっています。
遺伝的に発症しやすい体質があると想定されています。
パーキンソン病やレビー小体型認知症の方が血縁者にいると、ご自身もパーキンソン病を発症する確率が高い傾向にあります。
また、もともとなりやすい体質の方が、生活習慣やストレス、環境などの外因が作用すると、パーキンソン病が発症すると考えられています。
αシヌクレインは、神経のシナプスの連絡に使われる重要なタンパク質です。

αシヌクレインは、カラダの微調整や感情の調整をする神経経路(ドーパミン経路)の、シナプス機能の調整をすると言われています。ドーパミン経路の機能が低下すると、運動調整や認知機能、感情や学習などの機能が徐々に低下していきます。
αシヌクレインは、今までは生体での確認ができない状況でしたが、2022年8月の量子科学技術研究開発機構の発表によると、αシヌクレインを陽電子放射線断層撮影装置(PET)で画像化することに成功したそうです。これにより、根本的治療薬の開発が進むことが期待されています。
αシヌクレインは、シードで変性されます。

2023年5月に、αシヌクレインを変性させるαシヌクレインシードが発見されたと発表されました。シードは複数あり、シードによりαシヌクレインの集積する場所が変わり、パーキンソン病や、レビー小体型認知症、多系統萎縮症が発症します。
αシヌクレインは、もともと水に良く溶けるタンパク質なのですが、不溶性に変性することで、脳神経細胞を支えるグリア細胞の中に封入体として溜まります。その後、毒性を発揮して急速に脳神経が萎縮していきます。
シードによるαシヌクレインの変性は、プリオン様の細胞感染だと分かって来ました。

正常なマウスの脳に多系統萎縮症のαシヌクレインシードを注入すると、一年程度かけてマウスの脳が多系統萎縮症の脳神経に変性していくことが発見され、多系統萎縮症は、異常タンパク質による感染(異常プリオン様の感染)だということが話題になっています。
プリオン感染は細菌やウイルスとは全く別の、異常たんぱく質に触れると移る感染です。変性したαシヌクレインを主成分に生成されたシード(異常たんぱく)が神経細胞に取り込まれて細胞が変性して細胞間で伝播していくようです。
現在、シードを標的にした新薬の開発や臨床試験、治験が進んでいますが、鍼治療をすると筋肉の固縮や自律神経調整ができるので、当院まで何でもご相談ください。

私が書きました
森上鍼灸整骨院 院長 院長 吉池 弘明
難病のご相談が多いことから、論文を読み漁り治療について模索。お医者さんの治療法が確立されていない病気の鍼治療に取り組み30年以上。西洋医学を基盤とし、ベースとなる鍼治療+自律神経異常の観点から、日々多くの患者さんの鍼治療をおこなっている。