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お薬で効果がなかったら早めに鍼治療をしましょう

多系統萎縮症の症状

多系統萎縮症の症状について説明する副院長 吉池 美奈子

更新/2025.02.17

多系統萎縮症の症状について教えてください。

多系統萎縮症の鍼灸治療 東京都 S.K.さん

いろいろな病院で診断をしていたのですが原因不明で、先日、多系統萎縮症と診断されました。多系統萎縮症はどんな症状が出るのですか?また、どんな症状に注意をしたらいいのですか?

東京都 S.K.さん

自律神経失調の症状が強く出ると、急激に悪化するので注意をしましょう。

多系統萎縮症の初期は、オネショをするようになったり、階段から落ちたり、字が下手になったりすることが多いです。脳の萎縮は早期に発見できないことが多いので、いろいろなお医者さんを回ることがあります。

貧血で倒れることや、夜間、寝ている時に夢に合わせてカラダが動くこともあります。

副院長 吉池 美奈子

多系統萎縮症の初期症状

悪化する症状を見逃さないようにしましょう!

自律神経障害、小脳性運動失調、パーキンソニズムの三つの症状が出ます。多系統萎縮症は進行性の難病ですが、進行具合に大きな個人差があります。初期の症状を見逃さずに治療やリハビリをすると症状の進行を抑えることができます。

  • 自律神経障害の初期症状

    神経因性膀胱と起立性低血圧がとても重要です。病期の初期に出だすと進行が早まることが多いようです。

    副院長 吉池 美奈子

    オシッコの障害

    オネショをすることがあります。初めはたまにですが、徐々に毎日するようになります。トイレに行く回数が多くなったり、オシッコが漏れたりすることがあります。
    ※男性の場合、前立腺肥大と診断され手術をするとオシッコが全く出なくなってしまうので注意が必要です。事実、当院に通院されている患者さんでかなり多い症状です。

    起立性低血圧

    炭水化物が多い食事をとると、食後に元気がなくなったり、意識が遠のいたりします。症状が進行しだすと、夜間トイレに行く時や、椅子から立ちあがる時に血圧が急に下がり気を失うこともあります。
    ※寝ているときの血圧を基準にお薬がだされるので(横になると血圧が高いので)、血圧を下げるお薬を飲まれている方が多いです。主治医の先生に必ず相談しましょう。
    ※動作をゆっくりするようにすると症状が改善することが多いです。

  • 小脳性運動失調の初期症状

    小脳性運動失調は鍼とリハビリで良い状態を保てることが多いです。

    副院長 吉池 美奈子

    構音障害

    呂律が回らなくなります。電話での会話に困られる方が多いのですが、進行すると誤嚥性肺炎の原因になります。
    ※誤嚥性肺炎を防ぐために、早めにカラオケや発音練習をしましょう。リハビリをすることでしゃべりやすくなることが多いです。

    歩行異常

    歩行のふらつきや不安定さが起こります。階段から落ちたり、転倒したりすることが多いです。
    ※骨折や全身麻酔をするような手術をすると、急激に症状が進むので注意をしましょう。
    ※脊柱管狭窄症と診断されて手術を勧められることがあります。手術をきっかけに症状が急激に進むことが多いです。

    測定障害・巧緻性の障害

    思った所に手を持って行くことが出来なくなります。ボタンの掛け外しができなくなったり、字を書くことが下手になったりします。

  • パーキンソニズムの初期症状

    パーキンソン病と間違われることが多いです。レボドパの量を調整したり、心臓シンチの検査をしたりします。

    副院長 吉池 美奈子

    動作緩慢・反射障害

    関節がスムーズに動かなくなります。足がすくんだり、歩く速度がどんどん早くなったり、後ずさりしようとすると転倒することが多いです。片膝が曲がってカラダが傾いてしまうことがあります。

  • パーキンソニズムの初期症状

    副院長 吉池 美奈子

    私が書きました

    森上鍼灸整骨院 副院長 吉池 美奈子

    実家は宮崎の名門鍼灸院。患者さんとスタッフへの配慮、院長のサポートを常に欠かさない面倒見の良い二児の母。自らがジストニアを経験したことから、神経内科の鍼治療を中心に取り組み、患者さんとご家族の双方に寄り添った治療の提案を心がけている。座右の銘は、「1番患者さんの役に立つ人間になる」