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脊髄小脳変性症の治療法

多系統萎縮症の最新治療を説明する鍼灸師 吉池 加奈

更新/2025.05.03

脊髄小脳変性症の最新治療について教えてください。

脊髄小脳変性症の治療法について教えてください。東京都 K.A.様

母親と同じ病気とのことですが、母親よりも進行が早い感じがします。

おかげさまで当初よりもいい感じなのですが、他に治療法がないか教えてもらえますか?

東京都 K.A.様

遺伝子のゲノム解析がすすみ、遺伝性の脊髄小脳変性症の原因が解明されてきています。

細胞の中でタンパク質を作り出す設計図が原因で、毒性を発揮するタンパク質を作ってしまうようです。現在、タンパク質を無毒化したり、タンパク質を分解する物質を遺伝子に組み込む治療の研究が進行しています。その他、磁気を使った治療や進行を抑えるアミノ酸の治験も進行中です。

近い将来、画期的な治療法が開発されるかもしれません。

鍼灸師 吉池 加奈

多系統萎縮症の鍼治療に取り組む鍼灸師 吉池 加奈

私が書きました

森上鍼灸整骨院 鍼灸師 吉池 加奈

薬に頼らなくとも自然治癒力で症状が改善していくよう、患者様の鍼治療と心のケアに取り組む。若干の滑舌の悪さと陽気さで場を和ませるムードメーカー。持ち前の好奇心と向上心で、日々新しい治療法を模索している。

脊髄小脳変性症の治療法

世界中で動物実験や治験が始まっています。

遺伝性の脊髄小脳変性症の原因遺伝子が解明され、世界中で治療の研究が進行しています。ただし、研究中のお薬はもとから治すお薬でないため、新薬が認可されるまで症状の進行を抑えることが大切です。

  • 臨床試験中の治療

    脊髄小脳変性症の1型、2型、3型、6型、7型、17型、歯状核赤核淡蒼球ルイ体萎縮症は、原因の遺伝子治療の研究が進んでいます。31型も原因遺伝子が確定され、治療法が開発されています。

    脊髄小脳変性症の鍼治療 鍼灸師 吉池 加奈

    再生医薬品「ステムカイマル」

    健常者の脂肪組織か間葉系細胞(MSC)を取り出して増殖させた後、点滴で投与します。日本、台湾、アメリカで臨床試験が行なわれています。2023年5月、第2相の国内臨床試験で有効な効果が確認できなかったものの、一定の部分集団では効果が確認されたとして、製造本のリプセルで承認の申請準備を進めています。(日本経済新聞2023/5/25)

    グルタミン酸調整薬「トロリルゾール」

    脊髄小脳変性症の運動失調の症状を、自然経過と比べて50~70%遅らせることができることが治験で示され、米Biohaven社が2024年に米食品医療品局に新薬申請を行なうとのことです。

    L―アルギニン

    脊髄小脳変性症の1型、2型、3型、6型、7型、17型、歯状核赤核淡蒼球ルイ体萎縮症は、同じ病気のグループ(ポリグルタミン病)になるのですが、ポリグルタミン病の動物モデルの運動症状や、神経変性がL―アルギニン(販売されているサプリ)で改善されたことを専門誌「ブレイン」で2020年発表。新潟大、大阪大、神経医療研究センター、東京医科歯科大学で、脊髄小脳変性症6型タイプについて治験を始めるとのことです。

    ※2024年11月26日に治験の結果が発表され、一定の効果は得られたが、人数が少なかったため統計的な効果は確認できなかったとのことです。

    脊髄小脳変性症の遺伝子治療

    東京医科歯科大学を中心とする研究グループが、脊髄小脳変性症1型のモデルショウジョウバエの生体実験で、RpA1投与で平均寿命を野生型とほぼ同等に戻せたと発表がありました。(2013)

    群馬大学で脊髄小脳変性症1型のモデルマウスの遺伝子治療で、運動機能が大幅に改善することに成功しています。(2008)

    東京医科歯科大学で脊髄小脳変性症1型のモデルマウスの遺伝子治療で、寿命と運動能力を改善することに成功しています。(2014)

    自治医科大学で脊髄小脳変性症6型のモデルマウスの遺伝子治療で、病的なタンパク質の生成を選択的に抑制することに成功しています。(2016)

  • 「脊髄小脳変性症の最新治療法を徹底解説!」

    未来の希望と新たな選択肢

    脊髄小脳変性症は、日常生活に深刻な影響を与える難治性の神経疾患です。しかし、最近の医学研究の進展により、最新治療法が次々と登場し、患者や家族に新たな希望をもたらしています。本記事では、脊髄小脳変性症に対する新たなアプローチや革新的な治療法を紹介し、未来の選択肢を探ります。

    具体的な治療法や臨床試験の成果を解説し、患者がどのように自らの疾病と向き合い、より良い生活を送るための手助けを行います。この病を理解し、最新の情報を手に入れることで、希望の光を見出せるかもしれません。脊髄小脳変性症について深く知り、その未来を共に考えていきましょう。

    脊髄小脳変性症とは何か?

    脊髄小脳変性症(SCA)は、神経系に影響を与える遺伝性の疾患であり、運動機能やバランス感覚に深刻な影響を及ぼします。この疾患は、脊髄と小脳、さらには脳幹やその他の神経系の構造における神経細胞の変性によって引き起こされます。これにより、身体の動きや協調性が徐々に失われ、患者は日常生活においてさまざまな困難に直面することになります。

    SCAは、特定の遺伝子の変異によって引き起こされることが多く、数十種類の異なる型があります。これらの型は、遺伝子の異常によって分類され、各型によって症状の現れ方や進行のスピードが異なるのが特徴です。遺伝性の疾患であるため、家族歴は診断の重要な鍵となりますが、発症時期や症状の進行度合いは個人差があります。

    脊髄小脳変性症の研究は進んでいるものの、依然として多くの謎が残されています。この疾患の複雑なメカニズムを理解することは、効果的な治療法の開発に向けて重要なステップです。最新の研究では、遺伝子治療や細胞治療といった新たなアプローチが模索されており、これらの進展が将来的に患者に新たな希望をもたらすことが期待されています。

    脊髄小脳変性症の症状と診断

    SCAの症状は、個々の患者によって異なりますが、一般的には運動失調や歩行困難が主要な症状として現れます。これに加えて、手足の震え、言語障害、嚥下困難などが見られることがあります。病気が進行するにつれて、これらの症状は悪化し、患者の生活の質に大きな影響を及ぼします。

    診断には、まず詳細な家族歴と症状の確認が行われます。続いて、MRIやCTスキャンを用いた脳の画像検査が行われ、小脳や脊髄の変性状態を確認します。また、遺伝子検査が行われ、特定の遺伝子変異があるかどうかを調べることで、SCAの型を特定することができます。これらの診断手法を組み合わせることで、正確な診断が可能となります。

    診断が確定した後、医療チームは患者に適した治療計画を立てます。症状の進行を遅らせ、生活の質を向上させるためには、早期の診断と適切な治療が不可欠です。診断が遅れると、治療の選択肢が限られる場合もあるため、早期の介入が重要です。

    現在の治療法の概要

    現在のところ、SCAを完全に治す治療法は存在しません。しかし、症状の進行を遅らせるための治療がいくつか存在します。これらの治療法は、主に薬物療法とリハビリテーションを中心に行われています。薬物療法では、症状を緩和し、生活の質を向上させるための薬が用いられます。

    例えば、運動失調に対しては、バクロフェンやガバペンチンといった薬が処方されることがあります。これらの薬は、筋肉の緊張を和らげ、動きをスムーズにする効果があります。また、精神的な症状に対しては抗うつ薬や抗不安薬が用いられることもあります。

    リハビリテーションは、患者の生活の質を向上させるために非常に重要です。理学療法士や作業療法士が個別にプログラムを組み、患者の運動機能を維持し、改善するための訓練を行います。これにより、患者はより自立した生活を送ることができるようになります。

    最新の研究と治療法の進展

    近年、SCAに対する治療法の研究が加速しています。特に、遺伝子治療や細胞治療といった最先端のアプローチが注目されています。遺伝子治療では、疾患を引き起こす遺伝子の変異を修正することを目指しています。これにより、病気の進行を根本的に抑えることが期待されています。

    また、細胞治療では、損傷した神経細胞を修復するために、幹細胞を用いる方法が研究されています。幹細胞は、さまざまな種類の細胞に分化する能力を持っており、これを利用して神経系の再生を図る試みが進められています。これらの治療法は、現在臨床試験の段階にあり、今後の結果に大いに期待が寄せられています。

    さらに、バイオマーカーを用いた早期診断技術の開発も進んでいます。バイオマーカーとは、病気の進行を示す生物学的指標のことで、これを用いることで、より早期に、正確にSCAを診断することができるようになります。これにより、より早期の介入と治療が可能となり、患者の生活の質を大きく向上させることができます。

    脊髄小脳変性症に対する薬物療法

    SCAに対する薬物療法は、主に症状管理を目的としています。病気そのものを治すことはできませんが、症状を緩和し、患者の日常生活を支えるために重要な役割を果たしています。

    運動失調に対しては、バクロフェンやチザニジンが筋肉の緊張を和らげるために用いられます。これにより、患者はよりスムーズに動くことができ、転倒のリスクを減らすことができます。また、ガバペンチンは、神経痛を和らげるために使用されることがあります。これらの薬は、個々の患者の症状に応じて適切に処方されます。

    また、SCAの患者はうつ病や不安障害を併発することが多いため、精神的な健康をサポートするために抗うつ薬や抗不安薬が処方されることがあります。これにより、患者はよりポジティブな精神状態を維持し、治療に対するモチベーションを高めることができます。

    リハビリテーションとその重要性

    リハビリテーションは、SCAの治療において非常に重要な役割を果たします。リハビリテーションを通じて、患者は失われた運動機能を部分的に取り戻し、できるだけ自立した生活を送ることが目指されます。

    理学療法は、筋力やバランスの改善を図るために行われます。専門の理学療法士が患者の状態に応じた運動プログラムを作成し、日常生活での動作をサポートします。これにより、患者は転倒のリスクを減らし、より安全に生活することができます。

    作業療法は、日常生活の動作を改善するために行われます。例えば、食事や着替えなどの基本的な動作をよりスムーズに行うための訓練が行われます。これにより、患者はより自立した生活を送ることができ、日常生活への自信を取り戻すことができます。

    代替療法と補完療法の可能性

    SCAの治療には、代替療法や補完療法も考慮されることがあります。これらの療法は、標準的な治療を補完し、患者の生活の質を向上させるために用いられます。

    例えば、鍼灸療法は、痛みの緩和やリラクゼーションを目的として利用されることがあります。鍼や指圧を用いて体のエネルギーの流れを改善することで、症状の緩和が期待されます。また、マッサージ療法も筋肉の緊張を和らげ、リラクゼーション効果をもたらします。

    さらに、音楽療法やアートセラピーといったクリエイティブなアプローチも、患者の精神的な健康をサポートするために有効です。これらの療法は、患者が自分自身を表現し、ストレスを軽減する手助けをします。

    患者の体験談と成功事例

    SCAの患者の中には、様々な治療法を組み合わせることで、症状の改善を実感している方もいます。これらの成功事例は、他の患者にとって大きな励みとなり、希望を与えます。

    例えば、ある患者は、リハビリテーションと薬物療法を組み合わせることで、歩行能力が大幅に改善しました。彼は、毎日のリハビリテーションを欠かさず行い、自分の体の変化を実感しています。このような成功体験は、彼自身だけでなく、周囲のサポートネットワークにも大きな影響を与えます。

    また、代替療法を取り入れることで、精神的な安定を取り戻した患者もいます。鍼灸療法やマッサージ療法を定期的に受けることで、ストレスが軽減され、日常生活への意欲が高まったと語っています。こうした体験談は、他の患者にとって新たな治療の選択肢を考えるきっかけとなります。

    今後の研究と治療の展望

    SCAに対する研究は、世界中で進行中であり、今後の展望は非常に明るいものです。特に、遺伝子治療や細胞治療といった革新的なアプローチが、将来的にこの病気の治療に革命をもたらす可能性があります。

    研究者たちは、疾患のメカニズムをより深く理解するために、遺伝子変異の影響を詳しく調べています。これにより、より効果的な治療法の開発が進むことが期待されています。また、バイオマーカーを用いた早期診断技術の進化は、早期の介入と治療を可能にし、患者の生活の質を向上させることに寄与します。

    今後も、国際的な研究の協力と臨床試験の進展が、SCAの治療法を飛躍的に進化させることが期待されています。患者やその家族にとって、新たな治療の選択肢が増えることは、希望の光となるでしょう。

    まとめと今後の選択肢について

    脊髄小脳変性症は、依然として治療が難しい疾患ではありますが、最新の研究と治療法の進展によって、患者には新たな希望がもたらされています。現在存在する治療法を理解し、自分に合った方法を見つけることで、より良い生活を送るための道が開けるでしょう。

    今後の選択肢としては、遺伝子治療や細胞治療の可能性に注目しつつ、現行の薬物療法やリハビリテーションを組み合わせていくことが考えられます。また、代替療法や補完療法を取り入れることで、心身のバランスを保ち、生活の質を高めることが可能です。

    患者自身が積極的に情報を収集し、医療チームと連携を図ることで、最適な治療法を見つけることができるでしょう。未来の治療法がどのように進化するかは未知数ですが、今ある選択肢を最大限に活用し、希望を持ち続けることが重要です。

当院独自の検査

他の鍼灸院には無い検査・治療が可能です。

  • ゆがみを検査する

    モアレポトグラフィーでゆがみを検査する

    小脳の萎縮があると姿勢を保つことができなくなるので、重心を調べて原因の姿勢筋を特定し、鍼治療をします。症状を回復させられることが多いです。

  • 自律神経の状態を検査する

    サーモグラフィで体表の温度から自律神経の状態を検査する

    遺伝性脊髄小脳変性症では、自律神経の異常が出ると進行が早まることが多いです。自律神経の異常は体温分布に現れるので、体温分布を調べて鍼治療を進めます。

  • 脳への血流を検査する

    エコーで脳への血流を検査する

    脊髄小脳変性症の進行が早い方は、自律神経から小脳へ向かう血流が首の部分で低下していることが多いので、首の動脈の血流を調べて鍼治療に活かします。

  • 検査結果に合わせてツボを刺激

    検査結果に合わせて鍼でツボを刺激

    検査の結果に合わせて、的確なツボを貼りで刺激していくので、より脊髄小脳変性症の症状の回復が高まる鍼治療が可能です。