いろいろな病院に通院して最後は多系統萎縮症と診断されました。突然に難病と言われて頭が真っ白になりました。多系統萎縮症は、どんなことが原因でおこるのですか?
脳で神経の伝達を調整するタンパク質(αシヌクレイン)が変性して、毒性を発揮することが原因です。
            
            αシヌクレインは、運動バランスや感情表現をする脳神経の伝達を調整するタンパク質なので、αシヌクレインが変性して固まると、カラダを動かすことや感情を表現することが徐々にできなくなります。
            
            また、患者様の血清から多系統萎縮症を発症させるシード(種)が発見され、取り出すことに成功したと言う発表がありました(Nature
            Medicine誌)。最近では、多系統萎縮症はプリオン病のように感染・伝播すると考えられています。 
            
            徐々に原因が解明されてきています。 
            近い将来、多系統萎縮症をもとから治すお薬が開発されるかもしれません。 
 
  
 
