多系統萎縮症、まだ諦めたくない方へ

多系統萎縮症、まだ諦めたくない方へ

多系統萎縮症の鍼治療

多系統萎縮症の鍼灸治療スタッフ

更新/2026.09.15

音声で解説!
多系統萎縮症は確定診断を待つべきですか?

「多系統萎縮症の疑い」と言われたまま確定診断を待っている方へ。診断名がつくのを待たずに今できることを、当院の臨床経験をもとにお話しします。

※夜間多尿と起立性低血圧の悪循環、当院独自の3つの検査、鍼治療直後の歩行リハビリについて解説しています。

※出典1 多系統萎縮症の新診断基準とこれからの診療 医学書院
※出典2 脊髄小脳変性症・多系統萎縮症診療ガイドライン 南江堂
※出典3 森上鍼灸整骨院 神経内科疾患 のべ25万人の治療データ

0:00 / 0:00

テキスト全文を表示

多系統萎縮症は鍼治療で良くなりますか?

多系統萎縮症の鍼灸治療 東京都 K.K.さんご夫婦

「あなた、なに昼間からお酒を飲んでるの?ふらついてるわよ!」。思えばそのころから始まっていたようです。その後、骨折したりオシッコの出が悪くなったり・・・。

いろいろな病院で異常がないと言われたのですが、3年前に大学病院で多系統萎縮症と診断され、2年後には車いすになると宣告されました。

藁にもすがる思いで治療に来ました。
多系統萎縮症は鍼灸でよくなりますか?

東京都 K.K.さん (妻)

多系統萎縮症は、発症から5年ほどで歩くことが難しくなると言われていますが、進行速度には大きく個人差があります。

サーモグラフィ検査で自律神経の状態などを確認しながら、鍼治療とリハビリを併用すると、ご家族さんも驚くほど呂律がまわるようになったり、ふらつきが改善されて歩けるようになったりすることが多いので、当院にご相談ください。

院長 吉池 弘明

  • この記事の執筆者

    森上鍼灸整骨院 院長 吉池 弘明

    森上鍼灸整骨院 院長 吉池 弘明

    【資格・経歴】
    ・厚生労働大臣認定:はり師/きゅう師/柔道整復師

    多系統萎縮症の治療経験40年。医師とは異なる検査【医療用サーモグラフィ】を取り入れ、のべ25万人を検査、治療成果を上げる。自らを「サーモグラファー」と命名。

    多系統萎縮症の鍼治療に欠かせない、自律神経・ストレス状態をデータから読み解き、患者さんひとりひとりに合わせた治療を行っている。はり・きゅうの日生まれ62歳。

  • こんな症状はありませんか?

    低い声が出なくなるなど、悪化の前兆となる症状に注意が必要です。

    多系統萎縮症の症状で不安をかかえる夫婦

    発症早期に自律神経の異常が出ると、多系統萎縮症の進行が早まります。低い声が出なくなると症状が急変することがあります。また、骨折や全身麻酔の手術後に歩きにくさやふらつきを感じたら、悪化の前兆なので注意をしましょう。

    要注意な症状

    • オネショをする。
    • ご飯を食べると元気がなくなる。
    • 睡眠時に叫ぶ、動く、歩き回る。
    • お風呂で気を失う。
    • 低い声が出ない。(特に注意してください)
  • 多系統萎縮症に鍼治療は効果があるか?

    前半期の期間を伸ばし、お体の状態を保てるかを考えて治療に取り組んでいます。

    当院の治療方針

    多系統萎縮症はおおまかに、歩行や呂律の状態が不安定になってくる前半期と、寝たきりの生活になってくる後半期があります。2024.12.30時点で開発中の新薬も、症状の進行を止めるお薬のため、当院では「どれだけ前半期の期間を伸ばせるか・前半期のお体の状態を保てるか」を考え、日々多系統萎縮症の鍼治療に取り組んでおります。


    自律神経の失調

    医療用サーモグラフィで温度を観察しながら治療をしています。

    自律神経の失調が全面にでだすと、多系統萎縮症の進行が早まります。自律神経障害は体温異常に現れるので、医療用サーモグラフィで温度を観察しながら治療をしています。鍼治療は自律神経失調に効果的なことが多いです。

    治療前

    多系統萎縮症のシャイ・ドレーガータイプ(治療前)

    治療後

    多系統萎縮症のシャイ・ドレーガータイプ(治療後)

    小脳性の運動失調

    原因の筋肉を鍼で刺激した直後にリハビリをすると効果的なことが多いです。

    小脳性の運動失調が進行すると、重心がずれて歩行が難しくなります。原因の筋肉を鍼で刺激した直後にリハビリをすると、小脳性の運動失調に効果的なことが多いです。

    治療前

    多系統萎縮症の小脳変性タイプ(治療前)

    治療後

    多系統萎縮症の小脳変性タイプ(治療後)

    パーキソニズム

    パーキンソン病の鍼治療を応用すると、すくみ足の改善に効果的なことが多いです。

    多系統萎縮症では、手足の体温が下がってこわばることや、すくみ足が起こることがあります。パーキンソン病の鍼治療を応用すると、すくみ足の改善に効果的なことが多いです。

    治療前

    多系統萎縮症のパーキンソンタイプ(治療前)

    治療後

    多系統萎縮症のパーキンソンタイプ(治療後)
  • 当院独自の検査

    自律神経、カラダの傾き、脳への血流を検査し、結果に合わせてツボを選定します。

    一般的な検査に加えて、自律神経やカラダの傾き、脳への血流の状態を調べる独自の検査をおこないます。

    当院でおこなう多系統萎縮症の検査はこちらです。

    カラダの状態を見極める

    多系統萎縮症専門の鍼灸院4つの検査

    • シャイ・ドレーガー症候群の検査

      自律神経の状態を検査する

      多系統萎縮症は、症状が悪化する前に自律神経のバランスを崩すことが多いです。自律神経中枢の障害は体表温度に現れるので、体温から悪化の予兆を調べて鍼治療を進めます。

    • オリーブ橋小脳萎縮症の検査

      カラダの傾きを検査する

      多系統萎縮症(小脳変性タイプ)では、カラダの傾きが大きくなるほど症状が進みやすいので、カラダの傾きを検査します。傾く原因を作っている姿勢筋を確認しながら鍼治療を進めます。

    • 線条体黒質変性症の検査

      脳への血流を検査する

      多系統萎縮症の進行速度が早い方は、脳への血流が悪化していることが多いです。寝ている状態と起きている状態では血流が変化するので、日常生活で一番多い姿勢で脳への血流状態を調べて鍼治療を進めます。

    • 多系統萎縮症の鍼治療風景

      検査結果に合わせてツボを刺激

      検査の結果に合わせて、的確なツボを鍼で刺激していくので、より多系統萎縮症の回復が高まる鍼治療が可能です。

  • 多系統萎縮症の治療費

    検査結果に合わせて、多系統萎縮症の鍼治療A・B・Cを組み合わせて行います。

    治療回数について

    14回ワンクールで治療を続けて検査をします。
    一日に複数回治療をすることも可能です。
    その後、検査を行ない、治療間隔を決めていきます。

    検査料

    自律神経のバランス異常や、筋肉の緊張状態、カラダの傾き、脳への血流の状態を調べます。
    初診時に15,000円前後の検査費用がかかります。

    鍼治療の費用

    検査結果に合わせて、 多系統萎縮症の鍼治療A・B・Cを組み合わせて行います。
    ※事前に治療見積もりを作成しますので、予算に合わせて治療範囲を決めることも可能です。
    ※平日13時以降、土曜、日曜、祝日は初診時のみ、検査費用と治療費が1.5倍になります。

    多系統萎縮症の鍼治療A

    鍼治療Aの範囲
    ● 治療範囲
    自律神経失調の鍼治療
    初診料 704円
    治療費 6,996円
    スーパーライザー 352円

    シャイ・ドレーガー症候群に伴う自律神経失調の鍼治療です。
    ※別途、1本30円の鍼材料費がかかります。

    多系統萎縮症の鍼治療B

    鍼治療Bの範囲
    ● ● 治療範囲
    小脳性運動失調の鍼治療
    初診料 704円
    ● 治療費 704円
    ● 治療費 352円
    構音障害の治療費 352円
    リハビリ 3,630円

    オリーブ橋小脳萎縮症(MSA-C)に伴う小脳性運動失調の鍼治療です。
    鍼治療で深部の姿勢筋を刺激した後、30分以内のリハビリが効果的です。
    治療をする範囲(部位)により治療費が異なります。
    ※1~5部位では1部位704円、5部位からは1部位352円となります。
    ※1~5部位では条件が揃えば保険が適応されます。
    ※別途、1本30円の鍼材料費がかかります。

    多系統萎縮症の鍼治療C

    鍼治療Cの範囲
    ● 治療範囲
    パーキンソニズムの鍼治療
    初診料 704円
    治療費 4,664円

    線条体黒質変性症(MSA-P)に伴うパーキンソニズムの鍼治療です。
    ※別途、1本30円の鍼材料費がかかります。

  • 多系統萎縮症の鍼治療は当院にご相談ください

    体の基盤を整え、自然治癒力を高める治療に取り組んでいます。

    体の基盤を整え、自然治癒力を高めます

    全身検査で自律神経や血流の状態を診ながらツボを選定し、鍼治療とリハビリを併用すると、体の良い状態の維持に効果的なことが多いです。

    私たちのところで宜しければ、力の限りを尽くして治療に取り組ませていただきますので、何かわからないことやご不安なことは、メールやお電話にてご相談ください。

  • 参考文献

    • 多系統萎縮症の新診断基準とこれからの診療医学書院(2023/02/01)
    • 脊髄小脳変性症・多系統萎縮症診療ガイドライン南江堂(2018/05/25)
    • 小脳と運動失調中山書店(2013/03/06)
    • 脊髄小脳変性症のすべて日本プランニングセンター(2006/01/01)
    • 脊髄小脳変性症マニアル日本プランニングセンター(2015/09/07)
    • コエンザイムQ10の基礎と応用日本コエンザイムQ10協会(2015/05/31)
    • 国民のための名医ランキング桜の花出版 (2023/11/8)
    • 名医のいる病院2024永岡書店 (2023/12/11)
    • あなたの主治医が名医に変わる本マキノ出版 (2018/9/18)

当院について

長野県須坂市で難病や難治性の疾患を専門に治療している鍼灸院です。

森上鍼灸整骨院スタッフ集合写真

40年にわたり、多系統萎縮症を専門に研究してきました。お医者さんとは違った角度から検査をして、カラダの機能をとりもどす鍼治療を提案しています。検査をしながら鍼治療をする鍼灸院はあまりないため、日本各地からご来院くださる患者さんが多くいらっしゃいます。難病克服のため鍼治療が皆さんのお役に立てることが私たちの願いです。