突発性難聴の鍼灸治療|名医の探し方!

突発性難聴|鍼治療の名医の探し方を解説します。

名医の条件は、有名であること、そして治せないものも治せることだと思います。

有名になることはYouTubeで解説したり、ホームページで口コミを集めれば達成できるのですが、治せないものも治せると言うのは、なかなかできないことです。

どこにでもいるのは、名医ではありません。時間との戦いと言われる突発性難聴の治療で、数少ない鍼灸の名医にたどり着くための知識を解説します。

1. 私の経験

当院では40年前から突発性難聴に悩む患者さんのご相談をお受けし、これまでに行った突発性難聴の鍼治療はのべ14万回になります。そして、患者さんはすべて、耳鼻科での突発性難聴の標準治療を受けられている方です。

病院の標準治療(ステロイドパルス療法や血管拡張薬、高気圧酸素療法、ステロイド鼓室内注射など)を受けても、約2/3の方は症状が残ってしまうのが現状です。

また、病院の基準で「完治」と診断された約1/3の方であっても、「まだ耳鳴りや詰まり感が残っている」といった検査結果と体感のずれに悩まされるケースは少なくありません。

突発性難聴|良くならない人が3分の2、良くなる3分の1の人でも自覚症状とずれが生じる場合もある。

1-1. 2/3は、病院では治らない

病院で大事にしていることは、患者さんの命に別状があるかどうかです。命に別状がなければ、保険で決められた標準的な治療になります。精神状態や血流、自律神経、年齢、性別、体重に合わせて治療をするわけではありません。

病院では、エビデンスにそって、効果がある治療を平等にしてくれます。

ただ、大きな問題は、エビデンスのある治療とは、だれがやっても同じ効果が出る、治療家の腕を限りなく取り除いた治療法だということです。

突発性難聴は原因が多種多様なのに、原因に合わせた治療は行われていないのです。

1-2. 「完治」と言われても・・・

病院(保険医療機関)で行われる治療は、厚生労働省からの指導で行われます。

そして、だれがやっても同じ基準になるように、治癒になる条件も決められています。10歳のお子さんも、80歳の高齢者も、精神的に不安定な人も、同じ条件で治癒の基準が当てはめられます。

そのため、お医者さんが治ったと判断することと、患者さんが治ったと判断することの間には、大きな差があることも珍しくありません。

2. 鍼灸の名医がいる鍼灸院を見つける

突発性難聴の鍼治療|専門的な鍼灸院の見分け方例のイラスト

病院での治療後に改善がみられなかった場合、次の治療として鍼治療は大変効果的ですが、すべての鍼灸院が突発性難聴に対応できるわけではありません。名医を見極めるための大切なポイントをお伝えします。

2-1. 検査機器がしっかりある鍼灸院を選ぶ

聴力を測る鍼灸院を選ぶようにしましょう。

お医者さんでも、ご自分で聴力を測る医院は少ないです。これは、診断をするための検査なので第三者が測っても問題ないと思います。

鍼灸院では、お医者さんとは違ったアプローチをとらないと治すことができないので、治すために聴力測定をします。私たちの治療室では、治療にあたる鍼灸師が検査を行なうように心がけています。

患者さんの精神状態や、聴き分け、目の動きを観察しながら聴力測定ができれば、治すための生きた資料を作れます。当院は、声の聴き分けまで含めて聴力測定をしています。

それにより、鍼灸治療で治すための検査データをとることができ、それに合わせて刺激の強さや治すためのツボを選び出すことができます。

ですから、事前に鍼灸院へ電話をして、「聴力測定をしてから鍼治療をしてもらえますか?」と聞いてください。
「当院は耳鼻科と提携しています。」「耳鼻科で聴力を測定してから来院してください。」と答えたら、

間違いなく…はずれの鍼灸院です。

2-2. 開業経験の短い鍼灸院は避ける

開業歴の長い鍼灸院を選ぶようにしましょう。

鍼灸師にはインターン制度がありません。学校を卒業すればすぐに開業ができます。だから、ここ6年間で5,000か所増えています。1日2か所ずつ増え続けている計算です。

これは廃業した院を差し引いた数なので、実際にはもっと多いことになります。

そして、この経験のない鍼灸師が、インターネットの知識で専門家を装います。このブームは最近10年ほどのことです。それ以上前から開業を続けている鍼灸院を選ぶことが大切なのです。

ですから、事前に鍼灸院へ電話をして、「突発性難聴の鍼治療を、何年されていますか?」と聞いてください。

10年以内だったら、

間違いなく…はずれの鍼灸院です。

2-3. 分院展開している鍼灸院は避ける

分院展開をしている鍼灸院は避けましょう。

開業間もないころ(今から35年も昔)、私も分院を作ろうとした時代がありました。その時は、腕のいい治療家に診てもらうより、腕が悪くても近くの治療家に多くの回数を治療してもらった方がいいと考えていました。

でも、これは、腕のいい治療家になることをあきらめた人間の考えでした。

突発性難聴は、お医者さんが治療しても良くならなかったケースの患者さんが多い病気です。肩こりや腰痛の類の疾患ではありません。

しっかり治そうと思えば、検査機器や治療機器、そして、専門的なマンパワーが必要です。ベッドと赤外線だけで多店舗化して治るような病気ではないのです。

ですから、事前に鍼灸院へ電話をして、「ほかにも分院はありますか?」と聞いてください。

「患者さんのために、何か所か開いています。」と答えたら、

間違いなく…はずれの鍼灸院です。

2-4. 回数券を販売する鍼灸院を避ける

回数券を販売する鍼灸院は避けましょう。

回数券を売る理由は、患者さんに習慣性を植え付けるためです。行動心理学では、7回同じところに通院したらその後も通院すると言われています。

一見、患者さんもお得な感じがするかもしれません。でも、そのことが原因で、時間を無駄に過ごしてしまうリスクもあります。

前述のように、突発性難聴は時間との戦いです。もし、自分に合わない鍼灸院だとわかっても、すぐにやめられない状態になってしまいます。

回数券は、そこに通院すれば、必ず良くなるという前提の商品券でなければならないのです。

もし、治療効果に自信があって、患者さんが通院しやすくするための回数券なら、買ってもらわなくてもいいはずです。ですから、事前に鍼灸院へ電話をして、「回数券は途中で返金できますか?」と聞いてください。

「スタッフが、院長に聞いてみます。」と答えたら、

間違いなく…はずれの鍼灸院です。

後遺症として定着する前に

「体が治りたがっている」のを助けます

もし今、あなたが「病院の治療は終わったけれど、まだ辛い」と感じているなら、それは体が「まだ治りたがっている」サインかもしれません。

放置すれば、その不調は「後遺症」として定着してしまいます。しかし、アプローチを変えれば、88.3%の方に何らかの改善が見られるのも事実です。

「もう遅い」と諦める前に、このページを参考にして、鍼灸の名医を探してみてください。