突発性難聴は「再発しない」は本当?再発リスクと反対の耳への影響

「突発性難聴は再発しない」?再発リスクについて、反対の耳への影響を交えながら詳しく解説します。

突発性難聴は一般的に「一度かかると再発しない」と言われていますが、実際には再発したり、経過の中で悪化したりするケースもあるため注意が必要です。

近年の診断基準の改定により、軽度の難聴も突発性難聴と判定される機会が増えたことで、再発や悪化として認識されるケースも増えていると考えられます。

1. 突発性難聴の再発について

突発性難聴の再発率と反対の耳の発症率

当院では40年にわたり突発性難聴の鍼灸治療に取り組み、これまででのべ14万人の方に向き合ってきました。
その多くは病院でのステロイド(パルス療法)で良くならなかった患者さんです。

当院の臨床データによると、同じ耳で突発性難聴を再発された方が約10%、最初は健康だった反対側の耳にも発症された方が約15%いらっしゃいました。「絶対に再発しない」と過信せず、しっかりとお身体のケアを続けることが大切です。

2. 再発と悪化のちがい

突発性難聴の再発リスクを高める、「血流が悪い」様子のイラスト

突発性難聴は、日によって良くなったり悪くなったりを頻繁に繰り返す病気ではありません。しかし、根本的な原因が解決されていない場合、段階的に聴力が低下(悪化)していくことがあります。

突発性難聴の原因には「ウイルス感染」と「内耳の血流障害」の2つが考えられています。ウイルス性の場合は抗体ができるため再発しにくいとされますが、血流障害が原因の場合は、血行不良の体質を改善しない限り、再発や悪化のリスクが残ってしまいます。

3. 反対の耳への影響

「病院の治療は終わったけれど、まだ辛い」なら、体が「まだ治りたがっている」サインかもしれません。

定期的に聴力測定を行いながら施術をしていると、病気になった耳だけでなく「健康だと思っていた側の耳」の聴力も密かに低下しているケースが多く見られます。
※病院の基準では一定以上(30㏈)に悪化しないと異常と判定されないことがあります。

両耳の聴力が揃うことで「良くなった」と勘違いしてしまうこともあるため注意が必要です。

突発性難聴の原因の一つとも考えられている「血流不足」や「血栓ができやすい体質」の状態をそのまま放置せず、反対の耳を守るためにも根本的な原因から整えていくことが重要です。

後遺症として定着する前に

もし今、あなたが「病院の治療は終わったけれど、まだ辛い」と感じているなら、それは体が「まだ治りたがっている」サインかもしれません。

放置すれば、その不調は「後遺症」として定着してしまいます。 しかし、アプローチを変えれば、87%の方に何らかの改善が見られるのも事実です。

「もう遅い」と諦める前に、一度ご相談ください。 突発性難聴は時間との闘いです。