突発性難聴の「耳鳴り」「耳閉感」は鍼治療で改善しますか?

耳鳴りも、耳閉感も、鍼治療で改善することが多いので心配はいりません。
私たちは、40年前から突発性難聴の鍼治療に取り組んでいます。オージオグラムを測定しながら、鍼治療の刺激を調整すると、ほとんどの耳鳴りが改善します。耳閉感は少し回復が遅いものの徐々に気にならなくなることが多いです。
突発性難聴の耳鳴り
耳鳴りは、聴力が低下したため不安に思った脳が音の感度を上げるため脳の中で起こります。耳鳴りそのものを起こした難聴が治すことが困難のため、お医者さんは慣れるしかないと言います。
また、突発性難聴では、左右の聴力の差が大きくなるため、、脳に負担がかかることや、ステロイドのパルス療法で鬱傾向になることで、さらに耳鳴りが悪化するようです。お薬での治療は、安定剤を処方してもらうと症状がラクになることが多いのですが、長期にお薬を飲むことが心配な方は鍼治療がお役に立てます。
また、私たちは、独自に音楽の音量を患者さんの治療力に合わせて加工した音楽CDを使ったリハビリをしています。耳鳴りを良くするのに効果的ですs。
突発性難聴の耳閉感
突発性難聴では、耳閉感が起こることが多いです。
ただし、耳閉感(耳の塞がった感じ)は、自分の声がこもる感じ(自声強聴)や、音が響く感じ(聴覚過敏)、と混同されることもあり、鍼治療の方法が違うので注意が必要です。
耳閉感も、精神的な不安が強くなるほど悪化する傾向があります。また、耳が聞こえない感じを過去の経験と照らし合わせて、耳にプルーで水が入った感じとすり替えることが多いです。この耳閉感も、不安や心配が強くなるほど、強く感じることが多いです。
時間はかかるものの、鍼治療で聴力を回復させたり、顔の感覚を受け持つ三叉神経の血流が良くなると改善することが多いと思います。
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当院について
森上鍼灸整骨院
院長 吉池 弘明
森上鍼灸治療では、西洋医学の代替医療として鍼灸治療に取り組んでいます。 顔面神経麻痺や突発性難聴の患者様には、臨床経験20年以上の鍼灸師がチームを組んで治療にあたります。
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