私は母親から遺伝した脊髄小脳変性症です。
この病気は、進行が早い人・遅い人、発症年齢が早い人・遅い人など様々ですが、どんなことが原因で起こるのですか?
遺伝性の脊髄小脳変性症は、優性遺伝によって発症することが多いです。
多系統萎縮症と比べると比較的ゆっくり進行すると言われていますが、型や他の疾患があるかどうかによって、進行速度に個人差が生じます。
鍼は脊髄小脳変性症に
多くの成果を上げています。
鍼は脊髄小脳変性症に多くの成果を上げています。
脊髄小脳変性症の原因
更新 2024.01.20
私は母親から遺伝した脊髄小脳変性症です。
この病気は、進行が早い人・遅い人、発症年齢が早い人・遅い人など様々ですが、どんなことが原因で起こるのですか?
遺伝性の脊髄小脳変性症は、優性遺伝によって発症することが多いです。
多系統萎縮症と比べると比較的ゆっくり進行すると言われていますが、型や他の疾患があるかどうかによって、進行速度に個人差が生じます。
変異した遺伝子によって発症すると言われています。
遺伝性の脊髄小脳変性症は、遺伝子配列の違いによって型が決まります。孤発性のほとんどは多系統萎縮症で、脊髄小脳変性症の中の1つの疾患として位置づけられています。
お子様には、2分の1の確率で遺伝します。
遺伝性の脊髄小脳変性症の多くは、常染色体顕性遺伝(優性遺伝)によるものなので、ご両親のどちらかが脊髄小脳変性症を発症している場合、お子様にはぞれぞれ2分の1の確率で遺伝します。
遺伝子配列が異常に長くなること、増えることなどが原因とされています。
遺伝性の脊髄小脳変性症では、40種類ほどの型があるとされていて、SCA1,2,3,6,7,17では、遺伝子のリピート配列が異常に長くなること、SCA8,10,31,36では、遺伝子のリピート配列が異常に増えることが原因だと考えられています。
遺伝子の型や、他の疾患の有無によって進行速度が変わります。
進行を進める要注意な疾患は、末梢神経へのダメージが起こりやすい脊柱管狭窄症と糖尿病です。また、運動失調を緩和するお薬(タルチレリン)は、甲状腺機能が低下していると、十分に薬効が作用せず、進行が進む要因になることもあります。
全身検査をすると、進行を進めてしまう要因の治療と、今お困りの症状緩和の治療のご提案ができるので、分らないことやご不安なことは、お電話やメールにて何でもご相談ください。
私が書きました
森上鍼灸整骨院 院長 吉池 弘明
難病のご相談が多いことから、論文を読み漁り治療について模索。お医者様の治療法が確立されていない病気の鍼治療に取り組み30年以上。西洋医学を基盤とし、ベースとなる鍼治療+自律神経異常の観点から、日々多くの患者様の鍼治療をおこなっている。