鍼灸院の選び方を教えてください。

リラクゼーション目的ならエステのような雰囲気の鍼灸院、本格的な治療を目的とするなら検査設備が充実した鍼灸院など、患者様のニーズによって「良い鍼灸院」は異なります。

脊髄小脳変性症の場合ですと、後索性運動失調(下肢の運動失調)が強く現れるので、荷重バランスを維持する治療や、筋繊維の状態などが検査できる鍼灸院が良いと存じます。

重心を整える治療ができる

脊髄小脳変性症の患者様のお体を診させていただくと、筋力低下よりも左右の重心が大きくずれていることが多いので、鍼でインナーマッスルを緩ませ、ずれの原因となる姿勢筋を治療し、重心を整える治療をおこなう鍼灸院がおすすめです。

治療前

治療後

進行を早める要因の治療ができる

脊髄小脳変性症は、多系統萎縮症と比べると進行がゆるやかだと言われていますが、 脊柱管狭窄症・糖尿病・自己免疫疾患・甲状腺の病気などの他の疾患が重なると、進行を早める要因になるため注意が必要です。

体表温度や血流を診る検査をすると、今後影響が出やすい所の予測がつくので、進行を早めることが多い疾患の治療に役立てることができます。

治療前

治療後

当院では、診察後に全身検査をおこなったうえで、脊髄小脳変性症の鍼治療とリハビリ治療に取り組んでいます。

全身検査をする鍼灸院は珍しいようで、日々全国から患者様が来院されているので、ご不安なことなどありましたら、お電話やメールにてご相談ください。