私たちは、40年前から脊髄小脳変性症を改善させるための治療法を考え続けてきました。
その結果、脳への血流や、筋肉の代謝状態、重心バランスを総合的に整えることで、状態が改善する方が多いことを発見しました。
A.脳への血流を調べる
小脳へ向かう血の流れを、起きた状態のまま確認します。
通常は寝た状態で検査するのですが、起きている状態で小脳に向かう椎骨動脈の血流を確認します。
脊髄小脳変性症で進行が早い患者さんは、血流が低下していることが多いです。
当院では、小脳の代謝を上げることを期待して、首から小脳へむかう血流を改善する鍼治療をしています。
B.筋肉の緊張状態を調べる
手足や舌の緊張とその温度から、体の状態を読み取ります。
脊髄小脳変性症では、思ったところに手足を持っていけない測定障害が出ます。
脊髄小脳変性症の進行が早い患者さんは、手足や舌の緊張が高まり温度が低下していることが多いです。
低温の筋肉に鍼を電極に使って低周波を流すことで、筋肉の動きを改善する鍼治療をしています。
C.重心バランスを調べる
頭の位置のずれを見ることで、失調性歩行の原因に近づきます。
脊髄小脳変性症では、お酒に酔ったように歩く失調性歩行が出ます。
脊髄小脳変性症の進行が早い患者さんは、重心から頭の位置が大きくずれていることが多いです。
左右の姿勢筋を鍼とリハビリで整えることで、重心を取り戻す鍼治療をしています。